50歳からの資産運用 ファンド なぜヘッジファンドは数年で潰れてしまうのか?投資する際に理解しておきたい、ヘッジファンドの寿命の話

なぜヘッジファンドは数年で潰れてしまうのか?投資する際に理解しておきたい、ヘッジファンドの寿命の話

ヘッジファンドを調べると、創業して間もない若いファンドが目につくことが少なくありません。また「ヘッジファンドが潰れる/潰れた」という話を耳にしたことをあるでしょう。
なぜこんなにも長続きしないものなのでしょうか?
ヘッジファンド業界の入れ替わりが激しいと言われている理由とその背景について考察してみたいと思います。

ファンド
最終更新日:2018年04月23日

ヘッジファンドの平均運用期間は5

 

ヘッジファンドは世界に7,000~8,000もあると言われ、運用総額は200~250兆円にも上ると言われています

運用総額もさることながら、1つのファンドが運用する資金も数十億~数百億、世界でもトップクラスのものになると数千億円規模にもなるため、金融業界(株式市場)に与える影響も大きく、投資・運用に携わる人であれば必ず考慮に入れるべきものです。

 

しかし、世界に名をはせる(トップ10クラスの)ファンドを除くと、多くのヘッジファンドは創業年数も若く十分な実績を積んでいるとは言いがたいものがあります。

 

実際にヘッジファンドの平均運用期間は5と言われており、年間に700~800(約1割)のファンドが潰れているとも言われています。

また、新しく組成されたファンドの3分の1は、誕生から3年以内に破綻しているというデータもあります。

 

なぜこれほどまでにヘッジファンドは長続きしないのでしょうか?

やはり、世界的なファンド以外は、その激しい競争の中で淘汰されてしまうのでしょうか?

 

ヘッジファンド業界の入れ替わりが激しい理由を考察していきたいと思います。

 

 

実はファンドは潰れてない!?

 

解散するファンドの中には、もちろん潰れる・破綻してしまうファンドも少なくありません。

運用が上手くいかず、資金が集まらずに、破綻に追い込まれてしまうファンドもあるでしょう。

金融業界の厳しさ、投資の難しさに負けて撤退を余儀なくされているファンドもあるかもしれません。

 

しかし、ファンドの解散の理由はそういったネガティブなものばかりではありません。

 

その一つが、金融業界のルール変更や業界の変化に対応すべく、業態や運用形態を変えるための、いわゆる積極的な解散です。

 

金融業界は日々ルールや規則が変化しています。

最近の例で言えば、Fintech(フィンテック)の代表格であるビットコインなどの仮想通貨の登場によって、関連する法案が多く議論されるようになりました。

常に技術や環境が変化しているため、それに合わせて法律なども変化しているのです。

 

このルールの変化によって、今までやってきたビジネスモデルが続けられない・効率が悪くなってしまった、という例は少なくありません。

また、新しいルール下で、より良いビジネスモデルを創出し組織を立ち上げる(ファンドを組成する)というケースも少なくありません。

 

これは世界の情勢や最先端のビジネスに敏感なヘッジファンドならではの柔軟な対応と言えるでしょう。

 

世界的に規模の大きいファンドであれば、その潤沢な資金を活かして、免許を取得したり様々な手続きを踏むこともありますが、組織の再組成や免許の取得などには多くの費用(コスト)がかかることがあります。

そこで、ファンドを一度解散し再組成するという選択をするファンドがでてきます(その方がコストがかからない場合も少なくないのです)。

 

もちろんこれはルール上なんの問題もありませんし、むしろ合理的でヘッジファンドらしい判断と言えるでしょう。

 

 

会社だけでなく、ファンドマネージャを確認しよう

 

では、組成して間もない”若い”ファンドの中から優良なファンドを見つけるにはどうすれば良いのでしょうか?

 

ファンドの運用戦略投資理念手数料などを確認することももちろんですが、合わせてファンドの運用に責任を持つファンドマネージャの経歴や実績を確認してみましょう。

 

ファンド自体は2,3年でも、ファンドマネージャは510年と運用をしている場合は信頼ができるかもしれません。

 

このようにヘッジファンドを評価するときは、ファンド組織・企業だけでなく、その中の人物も確認する必要があるのです。

確かに長く続いているヘッジファンドはそれだけで信頼ができるように思えるかもしれませんが、規模にかまけて、ただダラダラと続けているだけの場合もあります。

しっかりとしたパフォーマンスが期待できるファンドを見極めるべく様々な視点からファンドを確認しましょう。

 

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