50歳からの資産運用 ファンド ヘッジファンドと投資信託は何が違うのか?3つの視点で徹底比較

ヘッジファンドと投資信託は何が違うのか?3つの視点で徹底比較

「ファンド」と一括りにされてしまいがちですが、投資信託とヘッジファンドは本質的には全く違うものです。今回は、3つの特徴からその違いをしっかりと比較していきます。それぞれをきちんと理解し、正しい認識に一歩でも近づいてもらえたらと思います。

ファンド
最終更新日:2019年01月30日

「ファンド」と一括りにされてしまいがちですが、投資信託とヘッジファンドは本質的には大きく異なります。ここでは3つの視点で比較していきます。

 

ヘッジファンドは絶対収益、投資信託はベンチマーク連動

 

ヘッジファンドも投資信託も、どちらも資産運用のための金融商品ですが、運用の仕方は大きく異なります。

ヘッジファンドは、投資を通じて、資産を増やすことが目的です。投資の手段(株など)や戦略などは様々ですが、市況の上げ下げなどに左右されず、着実に資産を増やす方向で運用されます。これを「絶対収益」を追求すると言います。

 

この話を聞いて「なにを当然のことを…!」と思った人は注意が必要です。投資信託は、利益を追求しているものばかりではありません。

例えば、日本の経済に投資する投資信託の場合、TOPIXや日経平均をベンチマークするものが一般的ですが、仮に日経平均株価が下落気味の場合、その投資信託は同じように下落します。

また、テーマ型と呼ばれる銘柄の場合、そのテーマ(例えば、AIなどの特定の業界)が不調であれ、そのテーマに沿って運用は続きます。

 

投資信託は、上がりそうなテーマやベンチマークを設定している銘柄を自分で探し出さなければいけません。また、思ったように業界が伸びなかったり、経済状況が芳しくない地域に投資してしまった場合には、自分で買い換えなければいけません。

一方で、ヘッジファンドの場合、きちんと実力のあるファンドであれば、その時々の経済状況に応じて利益が得られるように運用されます。

この違いには注意が必要です。

 

 

ヘッジファンドは私募、投資信託は証券会社

 

ヘッジファンドは原則「私募」であり口コミや紹介によって出資者を募ります。そのため、一人一人からまとまった資金を調達しており、最低出資金が1,000万円超で設定されていることも少なくありません。出資の際には、紹介を受けるか、そのファンドのHP等から直接申し込みをする必要があります。

募集の際には、審査があることもあり、まさにエリート向けの資産運用サービスと言えます。

 

一方で投資信託は、ご存知の通り、誰でも証券会社で買うことができます。広く開かれた投資商品であり、1,000円もあれば投資をスタートすることができます。ネット証券も充実しており、自宅にいながら簡単に投資をスタートすることができます。

最近は、ロボアドバイザーサービスなども増えてきており、ますます身近な投資手段になりつつあります。

 

 

成果報酬のヘッジファンド、信託報酬の投資信託

 

ヘッジファンドは先述の通り、投資を通じて「利益を出すこと」を目的に運用するため、もちろんファンド側が取る(≒投資家が払う)報酬は、運用の成果に応じた「成果報酬」です。

その他にも信託報酬(運用管理手数料)等が必要になることもありますが、メインは成果報酬と考えて問題ありません。

 

一方で、投資信託は、「事前に決めたルールに沿って運用すること」それ自体に価値があるサービスのため、報酬のメインは「信託報酬」になります。悪く言ってしまえば、投資信託は資金を集めて運用さえすれば、利益が出ようと関係ないため、「とにかく資金を集めること」に注力する傾向があります。

また、販売費用(購入時手数料)をあてにしているところもあり、それが回転売買に繋がるなど、証券会社や銀行のあり方は一部問題視されているところでもあります。

これらの違いには十分な注意が必要です。

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似ているようで全然違う!目的に応じた運用を

 

このように、同じ「ファンド」という括りにされてしまいがちですが、投資信託とヘッジファンドの本質は大きく異なります。そもそもの投資の目的や、企業側のメリット(報酬や思惑)も大きく異なるのです。

この違いをきちんと理解・把握しておかなければ、自分自身に合った投資先をきちんと選ぶことはできないでしょう。

 

ヘッジファンドと聞くと、「リスクをとってチャレンジングな運用をしている」などの勘違いしたイメージを持ってしまっている人もいるかもしれませんが、ファンドの性質はそれぞれであり、リスクを取ったものもあれば、安全に確実な運用をしているところもあります。

 

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