50歳からの資産運用 外貨預金 投資詐欺に要注意!危険な投資と信頼できる投資の見分け方とは

投資詐欺に要注意!危険な投資と信頼できる投資の見分け方とは

投資の話の中には「おいしすぎる」と思えるようなものも含まれています。実際、世の中には詐欺も紛れており、巻き込まれてしまった事件も後を絶ちません。
資産運用で失敗しないためにも、詐欺にありがちなパターンや、信用できる投資の見極めポイントを整理して解説していきたいと思います。

外貨預金
ファンド
最終更新日:2019年07月24日

投資詐欺の事例は後を絶たない

 

投資にまつわる詐欺の事件が後を絶ちません。

先日も「テキシアジャパンホールディングス」という投資関連会社が460億円もの資金をだまし取った事件や、マルチ商法で181億円をだまし取った人たちがマレーシアで逮捕された事件などが、ニュースで報道されました。

 

オレオレ詐欺のときもそうでしたが、ニュースでいくら報道されても「自分には関係ない」「自分が騙されるわけがない」と高を括っては次々に騙されてしまう人たちが出てきてしまうのです。

 

実際に、過去には証券会社の職員や、銀行や証券会社といった金融機関そのものが騙されてしまった例もあります。

過去最大の投資詐欺事件と言われている「バーナード・マドフ事件」では、著名人や実業家、世界的自動車メーカーである「ゼネラル・モーターズ(通称GM)」の金融サービス部門のトップをはじめ、野村證券やBNPパリバ、HSBC、RBS、などの大手金融機関らも含めて、世界中から約650億円(6~7兆円近く)もの資金が騙し取られてしまっています。

 

なぜこれほどまでに多くの人が騙されてしまうのかというと、投資詐欺に関係する人の中には、実際に儲けを得る人がいるからです。

 

投資詐欺の典型的なものに「ポンジ・スキーム」と呼ばれるものがあります。

ポンジ・スキームでは「投資する」といって資金を集め、「儲けた」といって配当を出資者に還元するのですが、実際には運用などせず、集めた資金を右から左に流しているだけという、バケツリレーとも自転車操業とも例えられる詐欺の手口です。

 

例えば、1人から10万円を集め、配当として1万円(10%)を還元するのですが、その配当は出資した元本や、他の人の出資から充てがわれています。

詐欺グループとしては、入るお金より出るお金が少ないので、ある程度資金が手元に残ったところでその資金を一気にまとめて持ち逃げするわけです。

 

しかし、数年単位で詐欺をしているグループに捕まった場合、騙されるタイミングによっては本当に儲かる人が出てきてしまいます。

例えば、毎月10%の配当を1年間受け取ると、元金の120%分の配当が手に入ります。

そのタイミングで何らかの理由で解約し、元金を手元に残そうものなら、1年で資金を2倍以上にできてしまうのです(もちろんその儲けは、他の人の資金が回されているだけなのですが)。

 

このようにところどころで本当に儲かってしまう人がいるために、芋づる式にどんどんと騙される被害者が増えていってしまいます。

また、中には信用させるために少額でスタートさせた時に少し儲けさせておいて、信用したところで多額の出資を要求し、資金を得た途端に行方が分からなくなる、といったケースもあるので、十分に注意しなければいけません。

 

 

詐欺の見分け方

 

このように後を絶たない詐欺の事例ですが、注意するにはどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。

ここでは、典型的でありながら、もっとも騙されてしまいがちなポイントを3つ紹介します。

 

高利回り・元本保証には要注意

投資の世界に甘くて美味しい話はありません。「ここだけの絶対儲かる話!」などないのです。

例えば、先ほどの例にあげたような「月10%の利回りを保証」といった話があれば、まず間違いなく疑ってかかる必要があります。

 

投資のプロ、歴史的なファンドマネージャでさえ、単年の利益では15~20%程度が限界なのです。

もちろん瞬間的に、短い時間で資産を数倍にしたり、たまたま高い利回りが数年続くこと(例えば年利30%が3年、5年など)といったケースはあるかもしれませんが、それは低い確率をたまたま当てたケースにすぎません。

競馬で連続で万馬券を当てた人の話を耳にして、「そうやって儲ける方法があるのか」と思う人はいないでしょう。誰にでも一発を当てるチャンスがあるだけで、きちんと運用する術があるわけではないのです。

 

投資のリスクとリターンはトレードオフです。

一般的に、利回りが高くなるものには、相応のリスクが伴います。反対に、リスクの少ないものでは、高いリターンは得られません。

 

そのため、最も危険なものは「元本保証で儲かる」という、リスクゼロをうたった投資案件です。リスクがないのに儲かる話などありません。そして、そんなものの利回りが高い可能性などないのです。

世の中にある金融商品の中で、リスクの低いものといえば、「国債(債券)」や「預貯金」が考えられます。

 

債券は、国や自治体、企業といった発行体にお金を貸している状態なので、利子としてお金を受け取ることができます。そして満期がくると元本が返ってくるため、一般的に元本保証の部類に入れられます。

この元本保証に見える債券の利回りは、年0.05~0.1%程度です。しかも、万が一にも発行体である国が破綻(デフォルト)してしまった場合には、紙切れになってしまい、元本も返ってきません。

 

預貯金についても同様で、額面が保証されているかのようにも見えますが、仮に銀行が破綻してしまった場合、定期預金については1,000万円までしか保護されません(ほとんど利息もつかないにも関わらず、です)。

 

投資の世界に「絶対儲かる!」はありません。また、不自然に高い利回りが保証されていることもありません。タダより高い物はないのです。甘い話には十分注意する必要があります。

 

看板に騙されてもいけない

詐欺の手口で多いものに、やたらと有名企業や著名人の名前をアピールしてくるものがあります。「みんなもやっている」「大手なら安心」という心理で油断させにくるテクニックの一つです。

 

実際に、過去にあった投資詐欺の中には、大手証券会社の職員が関与していたものもありますし、それこそ「バーナード・マドフ事件」の主犯であるパーマード・マドフ本人はあのNASDAQの元会長なのです。

 

肩書きや権威の名前をチラつかせられたからといって安易に信用してはいけません。有名人や、優れた実業家と呼ばれる人たちでも、数多く騙されてきたのです。

 

むしろ、そういった面をやたらとアピールしてくる場合には注意した方がよいかもしれません。本来であれば守秘義務で秘密にされるべき情報の話ですし、上っ面でアピールしている感じが前面に出てきています。

仮にそれが本当だったとしても安易に信用しないようにしましょう。よくわからない資格や協会などのアピールも同様です。

 

パンフレットやオフィスが綺麗な場合も要注意

やたらと見栄えがよいものに注意しなければならないポイントとしてもう一つ、「パンフレット」や「オフィス」といった身の回りにやたらと気を遣っている場合にも注意しましょう。

 

綺麗なパンフレットやおしゃれなオフィスによって「ちゃんとしてそう」と勘違いしてしまうこともありますが、それも人を信用させるための手口にすぎません。

パンフレットもオフィスも「コスト」なので、投資によって利益を得たいのであれば、本来はなるべく簡素に、最低限のものを用意すれば十分なのです。

 

反対に、バーチャルオフィスのファンドなどを「実体がない」といって簡単に切り捨ててしまうのは早計です。

少人数で投資をするのに、豪華な設備や、巨大なオフィスは必要ありません。最低限のコストで会社を運営することは、収益性の向上を意図した、本質的で懸命な取捨選択をしていると捉えられます。

 

 

信用できる運用の見極め方とは

 

怪しい話の見極めポイントだけでなく、信用できるかどうかを見分けるポイントもいくつか紹介しておきます。このポイントを押さえているからといって「絶対安心」とは言えませんが、かなり信頼度が高まるポイントです。

 

リスクを明言している

先述の通り、投資に「絶対儲かる」はありません。必ずリスクが存在します。

そのため、どんな投資案件でも必ず運用におけるリスクをきちんと確認するようにしましょう。その説明がきちんとされないようであれば信用できません。

 

「リスクについって確認」というと難しく感じるかもしれませんが、基本的なことで良いのです。単純に「損をする可能性もあります」という一言が確認できれば問題ありません。

 

株式投資をしているのであれば、買った銘柄の株価が下がれば損をします。その際には出資してもらっている資金も減少(元本を毀損)する可能性があります。

この超基本を明言してくれるのかどうかはしっかりと確認しましょう。

 

投資の実績が明らかになっている

詐欺の手口の大半は、投資・運用の実績がありません。運用しているフリをして資金を集めて、右から左に流していきます。

そこで確認するべきは、実際に過去に行ったとされる投資の実績です。パフォーマンスの推移でなく、そこに”モノ”があるのかを確認できると信用できます。

 

株式投資の場合には、実際に株を取得していた実績がわかると良いでしょう。

株主であれば、株主総会への招待を受け取っているはずなので、実際に株主総会に出席した記録などがわかるとよいかもしれません。

また、ヘッジファンドなどは、多額の資金を投じるため、大株主として「大量保有報告書」を提出していることもしばしばです。公的な書類などで、その会社の名前が確認できると安心ですね。

 

私個人として、過去に「樹木(ちょっと特別なもので育つと工芸的な価値がある)」に投資する話を受けたことがありますが、その際は、その樹木を栽培しているというマレーシアまで現地調査に行きました(実際にプラントがあり、その話は詐欺ではありませんでした)。

そこまでするのは難しいかもしれませんが、何かしらの方法で”実体”を確認してみると良いでしょう。運用側に提供してもらうのが、最も簡単です。

 

 

まとめ

 

詐欺の話は簡単な問題ではありません。

「これをやっていたら怪しい」というポイントはたくさんありますが、反対に「ここをクリアしていればOK」というポイントは少ないのです。

 

例えば、企業やスポーツ選手などを見てもわかるように、間違い(コンプラ違反や技術面の弱さなど)は指摘できても、成功するためのポイントが明らかになっていることはほとんどないのです。

 

もちろん様々な話を人づてに聞いたり、ネットなどで知ることは決して悪いことではありませんが、最終的には周りの意見だけではなく、自分自身の目で直接確認した情報(一次情報)を元に判断することが重要になります。

当サイトで発信している情報もぜひ参考にしていただきたいですが、興味のあるファンドなどにはぜひ積極的にコンタクトし、直接情報を得てみてください。

➡︎ おすすめファンドランキングはこちら