2018年は激動の1年だった
2018年の株式市場は、まさに激動と呼べる上げ下げの激しい一年でした。
前年である2017年の好調を引きずって、順調な滑り出しをしたものの、2月ごろから暴落し一気に2,500円以上も値を下げてしまいます。
その後じわじわと回復し、9月には再び24,000円を突破するなど、再びバブル期並みの好景気を迎えます。しかし、10月に突如再びの暴落し、一ヶ月で3,000円以上値を下げます。
そのまま不調は続き、ついに12月には1万円代にまで値を崩してしまいます。
なんとか、ギリギリ2万円代まで復帰して年を越しましたが、まさに波乱の1年でした。
参考:日経平均 – Google 検索
2019年の相場も厳しい戦いが予想される
2018年の相場が激しいと、気になるのは今年(2019年)の相場の予想です。
果たして昨年の不調を引きずって今年も厳しい1年となるのでしょうか?それとも、反発して再び好景気を迎えることができるのでしょうか?
日本経済は元より、世界の経済に多大な影響を与えているのはアメリカです。米大統領であるトランプ氏の一言で世界の経済は大きく左右されます。
そんな中で、今最も影響力が大きいのが、アメリカと中国の通商政策関連の話題でしょう。
イランへの経済制裁や、ファーウェイの問題も合わせて、トランプ氏の一挙手一投足は、Twitterも含めて確認しておいて損はありません。
他にも、イギリスがEUを離脱(3月)しますし、消費税も10%に増税されます(10月)。元号も新しくなりますし(5月)、それに伴って政府がキャッシュレス化を推し進め、ポイント還元の施策などが施行されるとの話もあります。
たくさんの有名な投資家や経済学者、大企業の社長などが2019年の見通しを発表していますが、いずれもプロ・専門家であるにも関わらずその見解はバラバラです。
「大きく回復」「少し上向き」「維持」「厳しい一年(下がる)」と、人によって考え方は大きく異なっています。
専門家でさえ見識が異なるのですから、それだけ2019年の見通しを立てるのが難しいということが言えると思います。
トランプ大統領だけに限らず、少しの事件やイベントによって日本はおろか世界の経済が大きく左右される世の中です。もしかすると、ある事件をきっかけに明日から突然株価が高騰するかもしれませんし、反対に大きく暴落するかもしれません。
このように次の一歩でさえも見立てが立たない今のような相場で戦うのは困難を極めることが予想されます。
相場から独立したパフォーマンスをするファンドがおすすめ
今のような波乱の相場で個人投資家が勝ち抜くことは簡単ではありません。通年で見ると2018年の相場は-15%程度の下げたったにも関わらず、個人投資家は平均して30%近くも損をしたという調査結果もあります。
市場を先読みし(たつもりになっ)て、なんとか売買を駆使してもほとんど勝てないのが株式投資なのです。
このような状況で頼りにしたくなるのが投資信託ですが、投資信託の多くは業界や地域ごとの市場に連動するように運用されるものがほとんどで、実際は市場そのものに投資するようなものばかりです。
人気の銘柄ほど特定のETFをベンチマーク(指標)としており、下げ相場では損をする可能性が高くなります。
仮に昨年1年間投資信託で運用した場合、平均で15~20%程度の損失を被っっています。
投資信託で相場にかけても損をする、自分で株式投資をすればそれ以上の損をする。
このような状況でこそ頼りになるのが、「絶対収益」を追求するヘッジファンドや直販型の投資信託などです。
これらのファンドは、市場の上下に左右されず、独自の基準をもって銘柄の選定を行い、特定の指標に左右されない独立したパフォーマンスを目指して運用されます。
運用には高い専門性が必要とされ、ファンドマネージャと呼ばれる投資のカリスマでなければ実践できませんが、そこには必ず高い投資成果が期待できます。
独立系(直販型)の投資信託としては、藤野英人氏が代表権CIOを務めるひふみ投信が名実ともに国内最大手でしょう。またヘッジファンドの中ではTortoise Partners(トータスパートナーズ)が今最も注目を集めています。
その他にも、当サイトが独自の指標で評価したオススメのファンドをランキング形式で紹介しています。興味のある人は是非参考にしてみてください。