50歳からの資産運用 いきなりステーキの株価がヤバイ!?大量閉店で倒産一直線か

いきなりステーキの株価がヤバイ!?大量閉店で倒産一直線か

いきなりステーキの大量閉店がニュースになっています。
それに合わせて運営会社の「株式会社ペッパーフードサービス」の株価は大暴落しています。
今後、ペッパーランチの経営と株価はどうなっていくのでしょうか。深く掘り下げていきたいと思います。

最終更新日:2020年09月24日

いきなりステーキとは

 

参考:HOME | いきなり!ステーキ http://ikinaristeak.com/home/

 

いきなりステーキは、立ち食いステーキの草分け的存在として、日本全国に店舗展開をしているファストフードレストランの一つです。

1g単位でステーキを注文でき、「立ち食い」というスタイルで気軽にステーキを楽しめるとして、2013年12月の銀座1号店オープン以来急速に店舗を拡大し、、2016年には100店舗、2019年には400店舗を突破しています。

また、最近は海外にも出店しています。

 

いきなりステーキは、「株式会社ペッパーフードサービス」が運営しています。

同社は、その前身となる「有限会社くに」を1985年に事業を開始して以来、長きに渡ってステーキを専門に扱っています。1994年に「ペッパーランチ」を開業し、事業拡大に合わせて1995年に今の会社となりました。

 

ペッパーランチは今も営業していますし、それ以外にもいくつかステーキを中心・専門としたレストラン事業を運営していますが、今は会社の売上の8割以上を「いきなりステーキ」が占めています。

「いきなりステーキ」=「株式会社ペッパーフードサービス」と考えても大きな問題はないでしょう。

 

 

相次ぐ大量閉店と肉マネーの放出

 

このように、急速に店舗数を増やし、まさに”躍進”してきたいきなりステーキですが、ここに来て閉店する店舗が相次いでいます。まさに「大量閉店」の状態です。

2020年1月以降で489 店舗の内44店舗を閉店することを発表し、業績も悪化しています。

 

2019年11月14日に業績の下方修正を発表し、単体の営業利益予想を+15億円から-24億円と39億円の減額、連結の営業利益予想を+20.6億円から-7.3億円と27.9億円も減額しています。

合わせて2019年12月期第3四半期会計期間に減損損失 1,685 百万円を特別損失として計上することも発表しています。

 

純資産が37億円前後なのに対し、純利益が-7億円なので、近いうちに倒産してしまうのではとの噂まで広がっているのです。

 

いきなりステーキの業績悪化は、少し前から噂されており、社長が直々に来店数の減少を呟くなど前兆はありました。それが今回の発表を受けて広く世間に周知されたことになります。

 

この業績の悪化を受けて、いきなりステーキファン達はが店舗に殺到していますが、それには同社の「肉マネー」が関係しています。

肉マネーとは、同社が発行しているプリペイドカードです。いきなりステーキで付与される「肉マイレージ」というポイントが溜められ、ランクアップに応じて特典が得られるだけでなく、チャージの段階でもボーナスが付与されるなど、多くのメリットがあります。

 

そのため、いきなりステーキファンの多くが愛用し、肉マネーをチャージしていたのですが、今回の大量閉店騒動も相まって、肉マネーの消費が進んでいます。

近所の店舗が閉店し、今後同社が倒産するようなことがあれば、チャージしていたポイント(肉マネー)がムダになってしまうためです。

 

ですが、残念なことにそれによりさらなる業績の悪化を招いているとも考えられます。

ポイント(肉マネー)の消費によって店舗に人が殺到すれば、現金による収入は得られないため、会社としてはさらに資産を減らす結果となってしまいます。

 

 

今後の株価と倒産の危機は?

 

この業績の悪化を受けて、いきなりステーキを運営している株式会社ペッパーフードサービスの株価は大きく下がっています。

 

11月12日時点の株価は1,697円ですが、15日には1,410円とわずか3日で17%以上も株価が下がっています。

また、その後も株価の下落は進み、12月27日時点で1,290円まで株価は下がっています。

 

ですが、もう少し長い目で見るとペッパーフードサービスの株価にはさらに興味深いものがあります。

 

なんと、2017年始め頃までは500円前後だった株価は、この1年で最大7,000円超と14~5倍にも高騰しているのです。その後、緩やかに株価は下がり続けています。

今回の閉店騒動の遥かに手前から、いきなりステーキの業績は悪化していたのでしょうか。

 

ですが、株価をよく見てみるとさらに面白いことがわかります。

(株)ペッパーフードサービスのPBR(株価純資産倍率)は株価が1,300円m前後となった現在でも、21~22倍と非常に高いのです。

ちなみに、いきなりステーキの競合にあたる、立ち食い蕎麦や、牛丼チェーン、ハンバーガーチェーンなどのPBR2~5倍程度になっています。

 

これらと比較するだけでも「いきなりステーキ(株式会社ペッパーフードサービス)」の株価が非常に割高であることがわかります。

 

業績悪化に加え、そもそも株価が不自然に割高なのです。

個人的な私見を述べれば、今後も「いきなりステーキ(株式会社ペッパーフードサービス)」の株価はまだまだ下がることが予想されます。

倒産の噂もあり、実際に私の周りでも空売りを検討する投資家が出始めています。

 

身近な存在であるいきなりステーキの閉店はインパクトが大きく、肉マネーの使い切りなどにも頭がいきがちですが、投資・資産運用をするのであれば、ニュースから、株価や財務諸表にまで目を向けられるようになると良いかもしれません。

 

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