日本人は金融に関する知識が不足している
投資初心者の方の中には、「株式投資は何となく怖いもの」だと思っている人も少なくないでしょう。
ですが、なぜ「怖い」と感じてしまうのでしょうか?
それは株について良く知らないからです。
日本では、株や投資といった「金融」に関する知識を勉強する場が少ないため、なかなか理解が深まらないのも無理はありません。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
私たちの生活に、最も密接に関わっているとも言える「お金」についての理解が足りないことは、これからの人生において損をすることにはならないでしょうか?
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金融についての知識を身につけることは、これからの生活において、間違いなくプラスに働きます。
ここでは、特に「株式投資」に焦点を当てて解説していきたいと思います。
株について学ぶことで、株に対する誤解を解消しましょう。
株について考える時に必要な2つの視点
「株」について考えるとき、大事なのは「リスク」と「リターン」の2つの点に注目することです。
常にこの2つポイントの「バランス」を考えなければいけません。
これは何も株に限った話ではありませんが、リスク”だけ”でも、リターン”だけ”でもいけないのです。
リスクに対してリターンが「見合っているか」を考えるべきです。
では、株式投資にはどんな「リスク」があって、どんな「リターン」があるのでしょうか?
それぞれ順に見ていきましょう。
株を保有する「リスク」とは
株は怖いものだと考えている人は意外にもまだまだ多いようです。
極端な例だと「株なんかやるものではない」とまで言う人もいます。
ですが、株を保有する(株式投資の)リスクとは何なのでしょうか?
何がそんなに「怖い」のでしょうか?
株式投資(株を保有すること)のリスクとは、「株価の変動リスク」です。
株は様々な要因によって価格が変動します。
会社の業績、株主優待制度の変更、配当金の変更、会社の不正の発覚、、などなど、、、
最悪の場合、会社が資産を全く残さずに倒産すると、残余財産の分配も受けられずに、株の価値がゼロになってしまうことも考えられます。
自分の「保有している株の価値」については、きちんとそのリスクを考えなければいけません。
一方で、株主の責任は「有限責任」であり、出資の範囲内に限られます。
つまり、仮に会社が借金を残していたとしても、その借金を返済する義務はありません。また、仮に出資している会社が不正を行ったとしても、株主が法的に問われることはありません。
つまり、株主のリスクは、出資金の範囲内に限られていると言えます。
そのため、余裕資金で株を買う分には、過度に怖がる必要は全くないのです。
株式投資による「リターン」とは
株式投資によって得られるリターンには、大きく以下の3つがあります。
1. 値上がり益
2. 配当
3. 株主優待
もう少し専門的な話をすると、株主の「権利」なども考えることができますが、そちらについては以下の記事にて詳しく解説しているので興味のある方は是非そちらも合わせてご一読ください。
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ここでは株式投資によって直接的に得られる代表的な3つのリターンについて考えていきましょう。
1. 値上がり益
ご存知の通り、「株価は変動するもの」です。
株価の変動はリスクにもなりますが、当然リターンが見込めるものでもあります。
1日で20%~30%株が値上がりするなんてことも良くあるので、上手くいったときのリターンはとても大きいのものとなります。
ただし、初心者がいきなり買って簡単に勝てるものではありません。売買する前には相当量の勉強をする必要があります。
2. 配当
株を保有していると、会社から配当を受け取ることができます。「配当」とは会社が稼いだ利益の一部を株主に還元するものです。
利益のうちいくらを株主に還元するかは会社によるため、配当利回りは会社によって異なりますが、日本では平均1.5%~2%程度です。
これは銀行預金の金利などと比べると、非常に高い数字となっていることが分かります。
3. 株主優待
株主優待制度を設けている会社であれば、株主(株の保有者)でに対して、割引などのサービスを提供しているケースが少なくありません。
例えば以下のような例が挙げられます。
・ビックカメラ:お買い物優待券を配布
・オリエンタルランド:ディスニー1dayパスポートを配布
・ドトール:店舗で支払いができる優待カードを配布
これらのリターンは全て、「株主」だからこそ得られるリターンです。
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確かに株には価格変動するという「リスク」があります。
一方で、それに十分見合う「リターン」が得られるとも考えられるのです。
1980~1990年代のようなバブル経済の頃と比較して、銀行の預金金利は非常に小さなもの(メガバンで0.02%)となってしまいました。
預貯金で大切な資産を遊ばせておくのは、非常に「もったいない」時代なのです。
「知らない」からといっていつまも尻込みしていては埒が明きません。
まずは、株への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
相談できるパートナーが欲しい時にはヘッジファンドを活用
そうは言っても、株を始めたいのだけれど「一人ではやはり不安だ」という方もいるかと思います。
そんなときはヘッジファンドに相談することをおすすめします。
銀行や証券会社の営業マンは金融商品を販売することに関してはプロですが、株の売買に詳しいかと言うとそうではありません。
一方で、株を扱っているヘッジファンドこそが資産運用の専門家集団です。
金融の世界に身を置く資産運用のエキスパートだからこその視点で、ためになる話が聞けるはずです。
ヘッジファンドの仕事自体は、資産運用を代行するサービスです。
そのため、まずはヘッジファンドにいくらかの資産を預けて、株について相談できる関係性を構築するというのも一つの手です。
もちろん、金融(株式投資)についてゼロから自分一人で勉強するのも有効な手段です。
しかし、なかなか独学では難しく、モチベーションを維持するのも大変です。
ヘッジファンドで資産運用をしながら、あなたの株のレベルを上げていくのが、時間を無駄にしない最も効率的な方法と言えるかもしれません
ただし、ヘッジファンドは基本的に「私募」形式で、既存顧客からの紹介などを主要な手段として投資家を募集しています。また、最低出資金のハードルも高く、一般の投資家は中々アクセスできません。