50歳からの資産運用 話題のオルタナティブ投資って何?メリット・デメリットからおすすめの方法までを一挙解説

話題のオルタナティブ投資って何?メリット・デメリットからおすすめの方法までを一挙解説

近年注目を集めているオルタナティブ投資をご存知でしょうか。
伝統的な投資手法である株や債券とは異なり、様々な選択肢やリスクヘッジの手法が取れるため、投資や資産運用をする人は必ず知っておく必要があります。
ここでは、代表的なオルタナティブ投資の手法から、メリット・デメリット、個人投資家にオススメの運用方法まで解説していきたいと思います。

最終更新日:2018年07月04日

オルタナティブ投資

 

投資をしていると耳にすることがある「オルタナティブ投資」とはどんなものなのでしょう。

投資の基礎知識であるこの「オルタナティブ投資が」どんなものなのかからまずは確認していきましょう。

 

 

オルタナティブ投資とは

オルタナティブ投資とは、株や債券といった伝統的な金融商品以外での投資全般を指します。

 

オルタナティブ(alternative)には、「代わりの、代替の」という意味があり、株や債券といった伝統的な(traditional)投資の対比で扱われます。オルタナティブ投資は「代替投資」とも呼ばれます。

※alternative ↔︎ traditionalの対比ですね。ちなみにパソコンのキーボードにある「Altキー」もこのalternativeから来ています。

 

 

代表的なオルタナティブ投資

オルタナティブ投資として代表的なものは

・不動産
・コモディティ
・デリバティブ
・ヘッジファンド
・プライベート・エクイティ(未公開株)

などが挙げられます。

 

不動産などはわかりやすいですが、いくつか聞きなれない横文字も混ざっているので少し解説していきましょう。

 

コモディティとは、商品先物市場で取引される商品のことを指し、原油やガソリンなどの資源、トウモロコシや大豆などの農産物、金、銀、プラチナなどの貴金属がこれに当たります。

 

デリバティブとは、株や債券、為替、コモディティなどから派生した取引の総称で「金融派生商品」とも呼ばれます。代表的なものとしては、先物取引、スワップ取引、オプション取引などがこれに当たります。

 

ヘッジファンドとは、様々な手法を用いて、絶対的な利益の追求を目指す、資産運用専門のサービスです。

ヘッジファンドが、株や債券、その他の様々なオルタナティブ投資で運用している場合もありますが、一般の投資家がヘッジファンドで運用する場合、その先の金融商品ではなく、ヘッジファンドそのものや、ファンドマネージャ(運用責任者)に投資していると捉えることができます。

 

プライベート・エクイティ(未公開株)は、株式ではあるものの、市場で取引されている一般的な上場株とは扱いが異なります。未上場の企業の株を取得し、事業を拡大させて他社に売却したり、上場し市場で売却するといった方法があります。

 

少し複雑になりますが、このプライベート・エクイティ投資を専門にするファンドを、PEファンドと呼びます。

この他にも、最近流行りの仮想通貨もオルタナティブ投資に当たります。

 

 

オルタナティブ投資の特徴は?

 

様々な種類がある、オルタナティブ投資ですが、投資するにあたってはどんな特徴があるのでしょう。

オルタナティブ投資のメリットデメリットを順を追って確認していきましょう。

 

 

オルタナティブ投資のメリット

オルタナティブ投資の最も特徴的な点であり、最大のポイントは、株式や債券と相関の低い運用成果が狙えるという点にあります。

 

当然の事ながら、株や債券以外で運用するため、株式市場が下げ相場であっても、利益を追求するような運用をすることが可能になります。

また、そもそも株式市場の上げ下げに影響されない、独立した値動きをするものに投資することも可能です。

 

この、株式や債券に連動しない運用を組み合わせることによって、様々なリスクを回避することが可能になるというのが、オルタナティブ投資(を組み込む)最大のメリットでしょう。

 

また、ファンドなどを介することで、個人投資家が手を出しにくいものに投資できるというメリットもあります。

例えば、規制の厳しい海外の金融商品や、数億円単位の資金や、独自のノウハウが必要な領域に、ファンドという専門機関を介することで、間接的に投資することが可能になるのです。

 

株や債券の値動きに捉われず、より自由な選択肢の中から、リスクやリターンを自在にコントロールできるようになるというのが、オルタナティブ投資のメリットでしょう。

 

 

オルタナティブ投資のデメリット

オルタナティブ投資のデメリットは、何と言っても、運用のポートフォリオやスキームが、必要以上に複雑になってしまうということです。

わかりやすく言ってしまえば、「自分が何に、どの程度投資しているのかわからなくなってしまう」可能性があるということです。

 

例えば、不動産ローンの貸付に関する保険があります(ローンが返済できないとなった際に、代わりに返済する保険です)。この保険に関するオプションを駆使して運用するファンドもあるでしょう。

 

そのファンドにあなたが資金を預け入れて運用をお願いした場合、あなたのは一体何に投資していることになるのでしょうか?

ファンドでしょうか?保険でしょうか?不動産でしょうか?

 

このように、オルタナティブ投資はそれぞれが単体で機能するだけでなく、複雑に絡み合って運用されています。

ちなみに、先ほどの不動産保険で運用するファンドの例は、実際にリーマンショック(サブプライムローン問題)の時に起こったケースです。

 

サブプライムローン問題の時には「保険の保険」といったような、さらに複雑なオプションまで登場し、世界的な投資銀行でさえ、どんなものに投資しているのか理解できず、リスクまみれのものに投資してしまい、最終的に破綻にまで追い込まれてしまいました。

 

サブプライムローンほど複雑なものは限られているにせよ、証券会社などで取り扱われているデリバティブやコモディティのオプションの中には、簡単には理解できないものも少なくありません。

 

正しく理解できないものに投資することほど恐ろしいものはありません。

オルタナティブ投資をする際には、不必要に複雑にならないよう十分に注意しましょう。

 

 

おすすめのオルタナティブ投資とは

 

このようにメリット・デメリットを併せ持つ、オルタナティブ投資ですが、近年特に注目を集めています。

今まで株や債券で運用していた富裕層たちが、ポートフォリオの中で、オルタナティブ投資の割合を増やしてきているのです。

 

なぜ、ここにきて改めてオルタナティブ投資の人気が高まっているのでしょうか?

市場の状況から分析してみましょう。

 

 

株式市場の先行きが不透明なときこそオルタナティブ投資が活きる

現在、日本をはじめ世界の経済状況は複雑を極めています。

1960~80年代の高度経済成長期やバブル期のような、右肩上がりの市況とは言い難く、全体で見れば経済成長しているものの、個別の銘柄に関して「どの銘柄が上がるのか or 下がるのか」を判断するのは、極めて困難です。

 

そういった市況において、伝統的な株や債券だけで運用していては、成果(利益)をあげることはできません。

そのためコモディティやデリバティブに注目が集まるのです。

 

また市場が成熟し、単一の株式の評価が難しくなると、それらを組み合わせることでリスクヘッジをしたり、複雑なオプションを駆使した運用が求められます。

結果、高い専門性が必要になるため、投資のプロの力を活用するべく、ファンドなどへの需要も高まっています。

 

積極的に資産運用している富豪や投資家の間でも、オルタナティブ投資がポートフォリオの大半を占めるということがほとんどのようです。

 

 

初心者にもおすすめなオルタナティブ投資は第三者機関

オルタナティブ投資は、

・デリバティブ系
・コモディティ系
・プロ、専門組織系

の大きく3つに分けることができます。

 

この中で、投資初心者にオススメなのが、3番目の「プロ、専門組織系」での運用です。

順を追って確認してみましょう。

 

先物取引やスワップ取引といったデリバティブ系での運用は、投資の難易度が上がります。

「株を買う」「債券を買う」といった直接的でわかりやすい投資と比較して複雑になるため、その投資がどの程度魅力的なのか正確に把握することが困難になります。

 

ただでさえ、投資に精通していない初心者や、調査・分析にかける時間が限られている一般の投資家が、これらのオルタナティブ投資で運用するのは無謀と言わざるを得ません。

これらの金融商品は機関投資家やプロの投資家が積極的に駆使するものかもしれません。

 

次に、コモディティ系での運用ですが、これは株や債券から、金、銀、プラチナといった貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物に投資対象が移っているだけで、本質的に、株や債券に投資することと難易度はほとんど変わりません。

しかし、一つの会社の株価を評価する以上に、貴金属や穀物の価値を見極めることは難しいものです。

こちらも、コモディティでの運用に特化した機関投資家や専門機関(プロ)に向けたものかもしれません。

 

これら2つに比べて、ファンドのような「プロ、専門機関系」のオルタナティブ投資は、プロに運用をお願いする(プロの力を借りる)というだけなので、スキーム自体はシンプルです。

 

ファンド側は、複数の投資家から資金を集めることで、大きな資金での運用が可能になる。

投資家側は、個人ではできないような大きな規模の投資に参加できる。その間に手数料が発生する。

 

同じオルタナティブ投資でも、デリバティブやコモディティのように、仕組みが複雑化しないため、投資初心者でも安心して始めることができるでしょう。

 

ただし、そのファンドが複雑なデリバティブで運用している(オルタナティブ投資をしている)場合には注意が必要です。

自分たちがどんな運用をしているのか、ファンド側が詳しく・わかりやすく投資家に説明してくれるのであればまだマシですが、中には自分たちがどんな運用をしているのか本質的な部分が見えなくなってしまう場合もあります(リーマンショックのときの投資銀行がまさにそうでした)。

 

ファンドに出資する際には、そのファンドが自分たちの運用をしっかりと理解できているかわかりやすい仕組みで運用しているか、をしっかりと確認しましょう。

 

投資初心者にもおすすめのファンドについて、以下のページで詳細に言及しています。興味のある人は是非参考にしてみてください。

➡︎  【BM CAPITAL vs セゾン】注目ファンドの評判は?資産運用で話題の投資先を徹底比較
➡︎ トップ3を徹底検証!! 注目のファンドを独自の評価でランキング【2018】

 

「投資」と聞くと、すぐに株や債券、投資信託などを思い浮かべてしまうかと思いますが、個人でもできる投資・運用の選択肢は、これら伝統的なものばかりではありません。

先入観やイメージに左右されることなく、様々な選択肢を検討し、ご自身にとって効率的で効果的な方法がないか吟味することが、安定した運用を行う第一歩です。

是非、たくさんの情報に触れ、資産運用に関する知見を広げてください。

 

➡︎ おすすめファンドランキングはこちら