50歳からの資産運用 資産運用 【貯蓄から投資へ】なぜ今資産運用が必要なのか

【貯蓄から投資へ】なぜ今資産運用が必要なのか

政府が掲げる「貯蓄から投資へ」というスローガンはなぜ必要なのでしょうか。「投資」や「資産運用」などとよく耳にするけど、難しそうだし何から始めたらいいのかわからない人のために、その重要性や、何からスタートするのが良いのか考えていきたいと思います。

資産運用
最終更新日:2017年07月13日

政府が掲げる「貯蓄から投資へ」は浸透したのか

近年、政府は「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げ、貯金ではなく投資等の資産運用の必要性を呼び掛けています

政府の思惑としては「貯蓄から投資へ」の流れが促進されることで、家計から企業への資金供給が拡大し、起業や新産業の育成なども含めて日本経済の成長につながるという思惑があるとされています。

 

この呼びかけの効果がどれほどあったでしょうか。

金融広報中央委員会が発表した2016年版「家計の金融行動に関する世論調査」(2人以上世帯)によると、金融資産の平均保有額は1,078万円で昨年の1,209 万円から131万円減少した一方、中央値は400 万円と昨年と同じでした。

金融商品別の構成比では、預貯金(郵便貯金を含む)は 55.3%と前回の53.2%から2.1%ポイント上昇しましたが、有価証券(債券・株式・投資信託)は16.1%と前回の17.7%から1.6%ポイント低下しました。また、生命保険は17.6%となり、前回の16.9%から0.7%ポイント上昇しました。

 

これらのデータと、米国の家計の預貯金比率が13.6%であるという事実を合わせてみても、まだまだ日本では「貯蓄から投資へ」のスローガンは浸透していないと言えるでしょう

▶︎ 参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2016/pdf/yoronf16.pdf

 

 

なぜ資産運用は必要なのか

では日本人にとって資産運用は必要ないものなのでしょうか。

 

結論から述べると、今後、資産運用の必要性はますます高まってきます

その一番大きな要因として挙げられるのが、政府と日銀が掲げる消費者物価指数を2%上昇させる「インフレ目標2%」です。

 

現状の銀行にお金を預けておく定期預金の利回りでは物価上昇のペースについていけません。物価が上がった際に、資産が物価上昇率以上に増えていないと、ものを買う時の負担が大きくなります。

 

参考:俺たち株の初心者
http://orekabu.jp/asset-management/

 

今の物価を”100″とした場合、年に2%のインフレ目標が実現されたとして5年後には約”108″となります。

それに対して、メガバンクに300万円以上定期預金した時の金利0.04%で計算していると、5年後でも101.595までしか増えていません。

これが物価上昇のペースについていけないということの意味です。

 

お金の価値が相対的に下がってしまうことで、今変える商品が5年後には買えなくなってしまうのです。

こういった現状を踏まえ資産運用は今後必要になってきます。

 

 

なぜ投資人口は増えていかないのか


日本の投資人口が増えないのは、こういった要因を知らなかったり、それでもなお必要性を感じていないからなのでしょうか。

先述のデータによると、「今後の金融商品の保有希望 」という質問に対する結果では、「預貯金」を選んだ割合が2012年の53.3%から2016年では47.2%に減少している一方で、「株式」と答えた割合が6.0%から8.0%へ、また「投資信託」については1.9%から4.1%へ急上昇しています。

このように少しずつではありますが投資への関心は高まっているようです。

 

必要性を感じないのではなく、自前で資産を作りたくても投資について理解するのが難しくて面倒だったり、納得してお金をつぎ込める対象が見つからないハードルが高いなどの理由で、資産運用に“踏み出せない”人が多いのではないでしょうか。

 

資産運用の受け皿として2014年に始まったNISA(少額投資非課税制度)は、翌年6月末時点で口座数が約921万件にまで達している一方で、実際に投資があったのはその半分程度だったそうです。

DC(確定拠出年金制度)では特に個人型の利用度が低く、その時点で利用可能な約4,000万人のうち加入したのは約23万人にとどまります。

 

このように政府の政策としての狙いや運用業界のトレンドとでは個人の事情やニーズに”ズレ”がまだまだあるようです。

 

 

資産運用はハードルが高い?


では本当に資産運用はこのようにハードルが高いものなのでしょうか。

 

資産運用の手法にはたくさんの種類があります

株式投資・不動産投資、個人向け国債、投資信託など複数があげられますが、そのどれもが一様にギャンブル性が高くやり方が難しいものかといわれるとそうではありません

 

例えば株式投資。資産運用と聞いて一番最初にイメージさせれるものかもしれませんが、確かにこれはハードルが高いです。高い専門性や知識、また投資にかける時間なども必要になってきます。

資産運用で利益をあげるためには、運用商品に対する正しい知識とノウハウが必要なのです。

知識やノウハウがなく、かつ、会社勤めをしている方が、四季報や日々目まぐるしく変わるチャートを見つめながら運用していくことほとんど不可能と言わざるをえません

 

反対に、資産運用において知識やノウハウという側面でハードルが低いものとして挙げられるのが、投資信託個人向けヘッジファンドです。

投資信託であれ、個人向けヘッジファンドであれ、運用を自分で行うのではなく誰かに任せてしまうものは、比較的簡単に始めることができます。

しかし、両者を比較した場合、投資信託はオススメできません

 

ヘッジファンドの多くは、運用成績に応じて会社の収益が決定し、結果が第一になります。一方で、投資信託は、運用手数料のみでも会社が利益を上げていくことができるため、その本質は大きく異なるのです。

そのため両者を比較した際の利率(収益性)には大きな開きがあります。

 

また、ヘッジファンドでは運用の実績を定期的に報告されるため、ファンドマネージャーたちと話しながら現在の市場の状況などを勉強していくことも可能です。投資信託はそのように活用することが難しく、知識や経験を積むことはできないでしょう。

 

資産運用の必要性が説かれている今、なるべく早く運用の知識・経験を身につけて、高い利回りで賢く運用しましょう!