50歳からの資産運用 『四季報』は絶対に読め!株式投資をするなら絶対に知っておくべき3つのポイント

『四季報』は絶対に読め!株式投資をするなら絶対に知っておくべき3つのポイント

投資・運用をする人であれば必ず目を通しておいて欲しい『四季報』
そもそも四季報があまりよくわからないという人もいるようですが、株式評価をして投資先を見つかるために、これほど重要な情報はありません。
今回は『四季報』について、それを読み解くために重要なポイントを整理して解説していきたいと多います。

資産運用
最終更新日:2020年09月30日

四季報とは

 

「四季報」というと、四半期(3ヶ月)ごと、年4回刊行される出版物一般のことを指しますが、投資の世界で『四季報』と言えば、東洋経済新報社が出版する『会社四季報』のことを指します。

 

全ての上場企業の情報を網羅しており、一般的に公開されている表面的な情報に限らず、取引先や業界分析なども含めて、ありとあらゆる情報が記されています。

1936年に創刊され、80年以上も続く伝統と信頼があり、まさに「会社辞典」とも呼べるものです。

 

掲載されている情報は、金融・経済・企業分析に精通したプロフェッショナルである、東洋経済新聞社のプロの記者であり、銀行や証券会社などにも左右されない、中立で客観的な情報が評価されています。

特に業績予想などは、一般投資家だけでなく、投資のプロである機関投資家からも支持されています。

 

上場企業全ての情報が網羅されているこれほどの専門誌が、四半期に一回発行されることはは、世界的にも類を見ません。

 

 

なぜ四季報が重要なのか

 

株式投資において重要なのは、企業の財務状況や事業内容をきちんと把握した上で、株価を正確に評価し、また業績を予測して株価の動きを見極めることです。

 

そのためにも企業の情報を正確に、より深く獲得することは非常に重要ですが、その上で『会社四季報』は最重要ツールと言っても過言ではありません。

特に9月に発行される「秋号」は第一四半期の業績発表を元に内容が修正されるため、年末に向けて事業がどの様に収束していくのかを予測する上で、非常に参考になります。

 

掲載されている3,600社以上全てをチェックすることは難しくても、現在投資している企業や興味のある企業のページを読むだけでも非常に意味があります。

 

 

四季報でわかる3つのポイント

財務状況を知る

四季報で得られる情報で最重要とも言えるのは「財務情報」でしょう。

特に素人投資家に多いのが、企業の利益を気にしてPL(損益計算書)ばかりを重視してしまうケースですが、株価の評価という点では、企業の資産価値を紐解くBS(貸借対照表)も非常に重要です。

 

極端な話、毎年10億円の赤字を計上している会社であっても、資産価値が5,000億円ある場合、その会社の時価総額が3,000億円であれば大いに買いのチャンスが見込めます。

まずは、その会社がどのような状態にあるのかをきちんと把握するようにしましょう。

 

事業内容を知る

そして次に重要なのが、その会社の事業内容です。

「そんなことはわかりきっている」と思っている人も多いかもしれませんが、一般的な会社のイメージとその会社の売上や利益を支えている事業が同じとは限りません。

 

例えば、黒物家電で一斉を風靡したSONYは、電子部品やエレクトロニクスと呼ばれる事業のイメージが一般的かもしれません。テレビやカメラ、ウォークマン、ヘッドホンなどが有名でしょう。

 

しかし、2019年に発表された業績で最も売上が高いのが「ゲーム&ネットワークサービス」で、その次が「金融」です。

エレクトロニクス系では「ホーム エンタテインメント&サウンド」が3番目に着けていますが、その次は、映画事業が着けています。

 

SONY以外にも、会社の中に複数の事業を持つ会社は少なくありません。

また事業の大小以外にも、新規事業を始めたり、事業の買収・売却・譲渡など、会社の事業ポートフォリオは常々変化しています。

その会社の主軸事業が何になっているのか、最近注力している領域は何なのかをきちんと把握するようにしましょう。

 

 

最新の業績を知る

会社の財務状況を把握し、事業をきちんと押さえた上で、会社の業績をチェックすることが重要です。

将来の業績が上向きなのか、悪化するのかは、株価の上げ下げに直結します。四季報に掲載される業績予想は非常に参考になります。

 

会社の利益の大きさや、成長度合いも重要ですが、それがどの事業から得られているのかも合わせてチェックするよにしましょう。メイン事業が伸びているのか、いないのか、会社の強みや歴史とマッチしているのかどうかによっては、会社の利益の今後は左右されます。

 

例えば、SONYの場合、エレクトロニクスから金融業にシフトするのであれば、以下のような点を検討する必要があるでしょう。

・金融業と組織文化や強みはマッチしているのか(金融業界で成功するのか)
・金融業界の業界地図や今後は?
・金融業はコツコツ育ててきたものなのか、外から買ってきたものなのか
・本当に金融業にシフトするのか?撤退する可能性はあるのか?
・長年培ってきたエレクトロニクスではもう挽回できないのか

 

本当に事業をシフトする可能性があるのかももちろん重要ですが、それが積極的な意思決定なのか、逃げの選択肢なのか、考えなしに手を出しているものなのかによっては、将来の業績は大きく左右されるでしょう。

 

また、事業を続ける場合の体力になるのが財務状況です。仮に優良事業に進出していようとも、少しの不景気で続けられなくなってしまう様では長続きできるかはわかりません。

その会社の実情(企業内容)や体力(財務状況)をきちんと把握したうえで、業績を確認し、将来を予測し、株価の今後を占うことが求められます。

 

 

さいごに

 

表面的な業績(売上が上がった!下がった。など)で安易に予測しているようでは、まだまだ初心者の域を出ません。

中長期的に安定して着実な運用を続けるためには、きちんと会社の情報を精査し、緻密に評価・分析して株価の今後を予測する必要があります。

四季報に限らず、常に情報収集を心がけるようにしましょう。

 

▼おすすめファンドランキングはこちら