資産運用で重要なのは計画性
投資、資産運用を始めるにあたって重要なのは、きちんと計画を立ててバランスの良いポートフォリオを組むことです。
特に初心者の多くは「なるべく良いものを」「できるだけいい感じのものを」と闇雲に、投資に走りがちですが、計画性のない運用は簡単に破綻してしまいます。
特にきちんとした目標設定をしていない人は、利益が出ると「もうちょっと儲かるかも」、損をすると「いつかは取り戻す!」などと失敗する方向に舵を切ってしまいがちです。
目先の利益や損失に一喜一憂していると、いつまで経っても安定した運用をすることはできません。
そして、計画的な運用に不可欠なのは、バランスの良いポートフォリオです。
今回は、初心者にもおすすめなバランスの良いポートフォリオを解説したいと思います。
おすすめのポートフォリオは50:40:10
おすすめのポートフォリオは
・増やす運用 :50%
・守る運用 :40%
・チャレンジ資産:10%
です。それぞれどんな内容なのか詳しく解説していきます。
増やす運用
増やす運用は文字通り「資産を増やすこと」を目的とした投資です。とはいえ、資産の大部分を占めるこの投資は、できる限り安定したパフォーマンスが期待できるものにしましょう。
具体的な投資先としてはヘッジファンドがおすすめです。
ヘッジファンドは絶対収益を追求する資産運用のサービスですが、投資のプロであるファンドマネージャに任せるため安定したパフォーマンスが期待できます。
また、ファンドに運用を一任するため、自分自身であれこれと手間暇をかける時間も、専門的な知識も必要ないため、その点においても初心者に適しています。
年5~10%程度のパフォーマンスが期待できるようなファンドがおすすめです。
守る運用
守る運用は、なるべくリスクの小さい資産に割り振ることで、不必要なリスクを回避します。また、この資産は流動性(いつでも現金として使用できる)も担保しているとよいので、預金でも十分です。
ただ、今の銀行預金で得られる金利は本当に微々たるものなので、もう少しリターンが欲しい人はETFや債券などを活用しても良いかもしれません。
とはいえ、流動性が下がりすぎないように注意してください。
また、不必要に高いリターンがあるものは、相応にリスクも伴ってしまうので、高くても年1~2%の利回りに収まる金融商品にすることをおすすめします。
チャレンジ資産
最後の10%は、自由に使ってもらって構いません。
資産運用をしていると、自分で株を保有したくなったり、新しい投資サービスに興味が出ることもあるでしょう。気になる投資を、趣味や趣向も含めて試してみてください
その際に重要なのは、チャレンジの割合を10%未満に収めることです。
興味が出てくると、次々と資産を注ぎ込みたくなります。仮想通貨やFXのようなものも含め、どんなリスクのあるものに手を出しても構いませんが、その割合を最低限に維持することが重要です。
重要なのは幅を拡げること
このように、バランスの良いポートフォリオを組むためには、様々な金融商品や資産運用のサービスを組み合わせることが重要です。
初心者は、株や投資信託など、メジャーなものをついつい安易に選択してしまいがちですが、
「少額から簡単にはじめやすいもの=初心者に向いている」とは限りません。
株を”買うこと”は簡単ですが、「株式投資で運用すること(儲かる銘柄を選ぶこと)」は決して簡単ではありません。
一方で、ヘッジファンドは、出資するには1,000万円以上の資金が必要になり、「私募」のためなかなかその名前を知ることができませんが、サービスの本質的には、最も初心者に適しています。
投資のプロであるファンドマネージャに一任するため、手間も知識も必要ありません。
ぜひ幅広い選択肢に視野を広げ、様々な投資先を検討してみてください。