50歳からの資産運用 1,000万円運用 【資産運用の重要性】増税ニュースでわかった金持ちになる人となれない人の違い

【資産運用の重要性】増税ニュースでわかった金持ちになる人となれない人の違い

10月1日に消費税が10%に増税されました。
それに際し、駆け込み需要や軽減税率の複雑さなどがいろいろとニュースになっていますが、その中で個人的に感じたことを少しまとめてみたいと思います。
ニュースやワイドショーで取り上げられている内容から、本当にお金持ちになれる人とそうで無い人の考え方の違いについて考えてみたいと思います。

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最終更新日:2019年10月08日

消費税が10%に増税

 

2019年10月1日に消費税が10%に増税されました。

増税に到るまでは、多くの政治的な駆け引きや、経済効果に対する議論・検討が白熱していましたが、ついに消費税も”二桁”になりましたね。

 

消費税は1989年4月1日に3%導入され、1997年4月に5%に、2014年4月に8%に引き上げられています。

過去、幾度となく消費税増税の景気への影響が議論されていますが、実はいずれの場合においても(過去3回全てで)、増税による影響はそれほど大きく表れていません。

出展:過去の消費増税前後の相場について|吉野貴晶の『景気や株価の意外な法則』投資信託のニッセイアセットマネジメント
https://www.nam.co.jp/market/column/hosoku/2019/190814.html

 

もちろん増税の前後で株価は上下していますが、単に増税の影響だけというよりかは、もっと大きな経済の流れ(バブルや、不景気、リーマンショックからの回復など)の影響によるものと考えられます。

 

個別の企業レベルであれば、駆け込み需要などの影響もあり増税の前後で「売上」や「利益」などに多少の影響はあるかもしれませんが、何れにしてもその企業の今後の業績を左右するほどのものとはならないだろうというのが個人的な見解です。

消費税増税のタイミングに合わせて、値動きを予想しようとした投資家もいるかもしれませんが、局所的な値動きに左右されず、中長期視点での安定した運用を心がけて欲しいものです。

 

 

話題になるのは駆け込み需要や軽減税率

 

とはいえ、増税の家計に対する影響は無視できるものでは無いようです。

実際、増税の前後は「駆け込み需要」や「軽減税率」などに関する様々なニュースを目にしました。

 

いずれ消費することになるであろうトイレットペーパーやティッシュなどの日用品や、カップ麺などの保存のきく食料品などを買いだめる人が殺到し、店頭から商品がなくなりました。

少しでも多くの買いだめをするために、車を走らせ隣町のスーパーまで足を伸ばした人もいるようです。

 

また、増税後は、軽減税率が議論のマトになっています。

食料品などは、持ち帰れば「飲食料品」として扱われ、生活に必要なものとして消費税が8%(軽減税率の対象)となりますが、レストランや食堂などでの外食や酒類などは消費税が10%(標準税率)となります。

 

そのため、店内で食事をするイートインからは人が減り、多くの人が持ち帰って食事をするようになりました。マクドナルドなどのファストフードでは、店内で食べずに、持ち帰って自宅や、近くの公園などで食事をする人がほとんどのようです。これはコンビニのイートインなどで食事をして帰る場合なども適用となります。

実際には店内で食べるものについても、”持ち帰る”とし、8%で購入する「イートイン脱税」なるものまで登場しています。

 

しかし、私はこれらの行動に対して疑問を覚えます。もっとストレートに言えば、それらの行動(「買いだめ」や「持ち帰り」など)に、経済的な価値はほとんどありません。

そんなことをしてどんな意味があるのか、本当に得をしているのかよく考えて欲しいのです。

 

例えば、駆け込み需要でトイレットペーパーを買いだめたところで、どの程度節約できるのか計算してみましょう。1パック200円のトイレットペーパーを5つ買いだめた(6ロール×5=30ロール)ところで、合計金額は1,000円にしかならないため、増税前後での支出の差は20円にしかなりません。

・200円 × 5パック = 1,000円
▶︎ 増税前:1,000円 × 8% =80円
▶︎ 増税後:1,000円 × 10% =100円

 

このたった20円のために支払う対価が本当に見合っているのかよく考えてみましょう。

もちろん節約は悪いことではありません。1円を大切にできない人は、1円に泣くことになります。ですが、今回のケースのように、20円の節約を求めて、隣町まで移動するのは間違っています。

 

車で移動すればガソリン代がかかりますし、手間も暇も、時間もかかります。仮に徒歩で移動し、交通費がかからなかったとしても、移動で疲労すれば、喉が乾くかもしれませんし、その分飲み物が欲しくなるかもしれません。そこで100円のお茶を1本でも買ってしまえば水の泡です。

 

また、費やした時間も無視できません。東京都の最低賃金は1,000円を超えているので、そのために30分を費やせば500円相当の労働にも等しいのです。時間も立派な資産です。

さらに、家にトイレットペーパーが30ロールもあれば邪魔でしかたありません。そのために場所を確保するのであれば、それも”在庫コスト”という、目には見みえにくい立派なコストです。

 

20円を節約するために、自分の取っている行動が本当に理にかなっているのかをよく考えてみてください。

 

また、イートイン脱税についても考えてみましょう。

仮にマクドナルドの500円のセットの場合、イートインかどうかによって節約できる金額はたったの10円です。

10円は無視できるものではないかもしれませんが、その10円を節約するために食べる場所を確保するべく時間を費やしては元も子もありません。

 

むしろ外で食べている人が、「10円で中に入って食べられる」と考えれば非常に安いと考えられます。そもそも持ち出している時点で、”できたて”と比べて味もだいぶ劣化しているので、10円以上損をしているかもしれません。

 

今回の増税についても、元々予定していた買い物があるのであれば、増税前に済ませてしまう方がお得なのは言うまでもありません。それが車や家のような大きな買い物であるならば尚更です。

 

ですが、目先の小銭にとらわれて、物事の本質が見えていない人は、決して豊かになることはないでしょう。

なんども言いますが、「小銭など、どうでもよい」ということではありません。ですが、目の前にある、わかりやすいからといって、小さなことに捉われてはいけないのです。

 

 

お金に対する考え方で大事なこと

 

増税前後の世の中のバタつき一つ見るだけで、その人が経済的に豊かになれるかどうか、お金持ちになる素質があるかどうかを考えることができます。

 

また、そもそもお金について本当に真剣に考えるのであれば、目先の小銭だけでなく、もっと大きな視点で「大局観を持って」考えることが重要です。

 

例えば、100万円の貯金がある人が、その資金を年1%で運用するだけで、年間1万円の収入になります。年1%であれば、定期預金を見直したり、適切なものに積立投資をするだけで、達成できるはずです。決して非現実的ではありません。

1,000万円の貯蓄がある人であれば、年10万円ですし、年5%の利回りが期待できれば、年50万円(約4万円/月)、長期・複利で運用すれば、それによって得られる金額は何百万、何千万円にもなり得ます。

 

しかし、ほとんどの人は、そのことについてきちんと考えもせず、目先のことばかりに捉われてしまいます。

 

また、人間の脳は”得るもの”よりも”失うもの”を大きく捉えてしまう傾向があります。100万円稼ぐよりも、100万円損をすることの方が大ごとだと感じてしまうのです。

それも相まって、支出を減らす「節約」にばかり世間の注目は集まってしまいます。

ですが、仮に50%オフだろうと、80%オフだろうと、元が100円のものの場合、節約できる金額(経済的な価値)は数十円に過ぎないのです。

 

資産運用など、自分にはあまり関係ないと感じてしまい、真面目に検討していない人は少なくありません。

ですが、「少しでもお金を稼ぎたい」「貯えを増やしたい」と考えている人にこそ重要なのが資産運用による、大きなお金の動きなのです。

大きな視点で広く、よく考えることが重要です。増税を機に、ぜひ資産運用についても改めて真面目に検討してみてください。