50歳からの資産運用 資産運用 プライベートバンクって実際どうなの?日本でも注目が高まるサービスの実態とその本質とは

プライベートバンクって実際どうなの?日本でも注目が高まるサービスの実態とその本質とは

国内でも富裕層に向けた「プライベートバンク」が注目が高まっています。富裕層向けのサービスとして海外では一般的なプライベートバンクですが、日本国内のプライベートバンクの実情とはどのようなものなのでしょうか?
まだまだ馴染みの薄いプライベートバンクですが、どんなものなのかを解説しつつ、そのサービスの本質を考えていきましょう。

資産運用
最終更新日:2017年09月24日

変わってきた富裕層の位置づけ

 

「プライベートバンク」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。

プライベートバンクとは、富裕層の資産を守り、増やすための個人銀行という位置づけの金融サービスです。

 

かつての富裕層はというと、例えば不動産を代々引き継いできたり、特定の事業を代々行ってきた一族というのが大半を占めていました。

 

そういった、”かつて”の富裕層は、そうした不動産を有効的に活用したり、節税対策を行うために「会計士」や「ファイナンシャルプランナー」に相談することが多かったのですが、現在の富裕層は少し位置づけが変わってきています。

 

現在の富裕層は、医者や弁護士、アーティストや一流アスリートにベンチャー企業の社長など多岐に渡ります。

専門的な技術や、特有のノウハウを持って先祖代々の資産を守っているのではなく、一代で富を築き、富裕層と言われるまでに上り詰めた人達が多いのです。

 

そういった”新しい”富裕層の人たちは、節税対策はもちろんですが、それ以上に自身の事業の更なる発展を考えたり、次世代の育成のために資産を使いたい、そして資産を増やしていきたいと考える傾向にあるようです。

 

そこで注目を集めているのがプライベートバンク(プライベートバンカー)なのです。

 

 

注目を浴びてきているプライベートバンク

 

プライベートバンクとは、冒頭でも述べたように、富裕層の資産を守り、増やすための個人銀行であり、通常の銀行のようにお金を貸したり預かる業務を行うものではありません。

 

プライベートバンクの目的は富裕層の資産を預かった上での、資産運用です。

海外では認知度が高いプライベートバンクですが、日本での認知度はまだまだ低いようです。

 

しかし、海外では数億円の資産が必要と言われるプライベートバンクも、日本では数千万円と海外に対してハードルが低いこともあり、少しづつ富裕層の中で注目を集めてきています。

 

ハードルの低さから、サービスの対象になる人が多く、より多くの人がそのサービスに興味を持っています。

 

 

プライベートバンクのメリットはあるのか

 

プライベートバンクは、資産を運用してくれるというメリット以外にも、顧客個人個人に専属の「プライベートバンカー」が付き、運用の相談はもちろん、人生相談などありとあらゆることに親身になってくれるというメリットがあります。

 

豪華な応接室に通されて、親身になって投資の相談に乗ってくれるというようなイメージもあります。

 

しかし、実際にはこのような手厚いサービスは、海外のプライベートバンクでは実施されているようですが、日本のプライベートバンクでは現状そこまでしっかりと実施されないという話もよく聞きます。

 

日本のプライベートバンクでは親身に相談に乗ってくれているようで、実際には通常の銀行でも取り扱われているような金融商品を紹介され、「仕組み預金」や「投資信託」といった当たり前の商品ばかりを勧められてしまうということも少なくないようです。

 

また、顧客一人一人につく担当者も銀行員であるがゆえに、転勤が多く数年で担当が変わってしまうこともざらのようです。

 

引き継ぎはあるものの、これでは本当の意味で、親身になって相談に乗っているとは言えないでしょう。

サービスを受ける側としてもストレスを感じずにはいられないようです。

 

そもそも日本のプライベートバンクは、インターネットや書籍などで広告を出し営業活動をしているところも多くあります。

 

これは海外の大手プライベートバンクとは大きく異なります。

 

本当に富裕層に向けて手厚いサービスを実施しているプライベートバンクであれば、極端な話たくさんの顧客を抱える意味もあまりありません。

そもそも富裕層同士の紹介や”ツテ”で顧客は集まるものであり、そういった活動をしているプライベートバンクは実際には信託会社などと大きな違いはないでしょう。

 

 

プライベートバンクに変わるもの

 

こうした内容を踏まえると、日本におけるプライベートバンクとは注目を集めつつあるものの、海外のプライベートバンクと比較するとその質に大きな差があるようです。

 

下手にプライベートバンクに頼って高いフィー(Fee)を支払うくらいであれば、ヘッジファンドに出資することを検討してもいいかもしれません。

 

ヘッジファンドであれば、十分な知識を持ったファンドマネージャーが運用を担うため、資産を増やすという目的に対してこれ以上”ダイレクト”なサービスはありません。

 

ヘッジファンドのサービスは、資産を増やすことに特化しており、運用に関するアドバイスをくれるものではありません。

しかし、運用の実績や状況をを顧客に報告するため、それを通じて運用に対する知識を蓄えたり、ファンドマネジャーとコミュニケーションをとる中で、相談に乗ってもらうことも可能でしょう。

 

 

プライベートバンクの注目が高まっていますが、海外のプライベートバンクにはまだ遠く及ばないのが現状です。

他の選択肢も色々と比較しつつ、より質の高いサービスを探してみてはいかがでしょうか。