以前、なぜ今フィンテックが話題なのかを解説した記事を掲載しました。
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➡︎ 話題の「フィンテック」って何?なぜ今フィンテックがブームなのか
フィンテックを巡っては、現在、融資・資金調達・資産運用・決済・送金など金融における様々な領域において次々を新サービスが生まれています。
実際に今後、フィンテックが成熟していくと我々の生活はどのように変わっていく可能性があるのでしょうか。ここでは、フィンテックにおける代表的ななサービスを、6つご紹介いたします。
1. マーケットプレイスレンディング
これは、インターネット上に市場を設定し、資金が必要な借り手と投資家をマッチングさせるサービスです。
このようなサービスが生まれた背景としては2007年に勃発した金融危機の影響が大きいと言われています。
銀行が個人向け融資の引き締めを行った結果、ある程度の信用力ある個人でも銀行からお金を借りるのが難しくなりました。
これは、その隙間をついたようなビジネスであり、個人目線ではインターネットで簡単に手続きが出来ることに加えて、既存の銀行ローンよりも低金利で融資を受けられるメリットがあります。事業者は、あくまで仲介に徹するのが一般的です。
2. 中小企業向けオンラインレンディング
こちらは、上述の「マーケットプレイスレンディング」と同様、インターネット上の市場において資金が必要な借り手と投資家をマッチングさせるサービスですが、特に資金の借り手として「中小企業」を対象としてビジネスをしているものです。
このようなサービスにおいては、多くの場合、個人が「名前も知らない」中小企業に向けて融資をすることになるのですが、これでは貸す側の個人は自分がとっているリスクを全く算定出来ません。
そこで、ビジネスの事業者自体が企業側の貸し倒れリスクを引き受けてくれるといったサービスが多く見られます。
3. ロボ・アドバイザー
従来の証券会社営業担当や、ファイナンシャルアドバイザーと異なり、コンピューター(人口知能、AI)が資産運用のアドバイス業務を行うサービスのことです。
これはまさに管理人のやっている仕事をそのままロボットに任せたようなものになります。
資産運用のあり方が今後どのように変わって行くのか、詳しくはこちらの記事にて考察しています。是非あわせてご一読ください。
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➡︎ これからの資産運用はロボ・アドバイザーに任せれば良いの?ロボ・アドバイザーとファイナンシャルアドバイザーを徹底比較
4. モバイル決済・送金
こちらは読んで字の如く、モバイルを用いて決済業務を行うサービスのことです。
大まかな種類として、店舗が所有する専用のスマートフォンやタブレットなどを用いて支払いを受け付けるものと、消費者が所有しているスマーフトフォンから支払いを行うものに分かれます。
5. デジタルバンク
こちらは実店舗を持たない銀行です。支店網をもたず、顧客とのメインのコミュニケーションがスマートフォン上で行われる、新たな形の銀行となります。
実店舗を持たないため、人件費や店舗の維持費が不要であり、様々な手数料が従来の銀行よりも安くなっています。
6. ビットコイン
これは、インターネット上で取引や通貨の発行が行われる「仮想通貨」のことです。
政府や中央機関などを通さずに取引が行われる上に各種コストが低く抑えられているので、世界中の誰とでも迅速に貨幣取引を行うことが可能です。
このビットコインを支えているのは「ブロックチェーン」と呼ばれる技術なのですが、この技術が持つポテンシャルが凄まじく、ビットコインはむしろブロックチェーン技術における最初のキラーアプリに過ぎないと言われています。
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最先端の技術を理解し、取り入れながら、自分にとって最適な選択をしていきましょう。