50歳からの資産運用 資産運用 保険が資産運用に適していない3つの理由

保険が資産運用に適していない3つの理由

資産運用を考える際に「保険」を選択肢に入れることがありますが、保険は本当に資産運用に適しているのでしょうか?
一般に言われるメリットの裏に隠された、保険が資産運用に向かない3つの理由を解説していきます。

資産運用
最終更新日:2018年05月31日

資産運用の選択肢の一つとして、保険(特に貯蓄型の生命保険)が挙げられることがあります。

 

保険での運用は

・少額、定額でスタートできる
・確実なリターンが期待できる(※途中で解約しなければ)
・預貯金の金利よりも高い利回り
・節税になる

などがメリットとして考えられるようですが、実は根本的に保険は資産運用に向いていません!

 

今回はその大きな3つの理由を解説したいと思います。

 

 

保険が運用に向いていない理由1:利回りが低い

 

保険で運用すると、ある程度の利回りが期待できると聞きます。

外資系の生命保険などは、保険料に応じて返戻率が上がるものも少なくなく、高いものだと30年(30歳加入〜60歳満期)で200%を超えるものもあるようです。

 

30年で200%を年利に換算すると2.3%なので、確かに銀行の預金金利0.02%と比べると非常に高い(100倍以上の)パフォーマンスに思えます。

 

しかし、良く考えると、年間の利回りがたったの2.3%なのです。

本格的な資産運用をして年利2.3%というのは少し心許ない気がします。

 

資産運用をしていく上で、年間の利回りは非常に重要です。

本格的な運用をするのであれば、年5~10%の利回りは狙っていきたいところでしょう。

 

仮に年利5%で30年運用すれば432%、年利10%で1745%にまでパフォーマンスを伸ばすことができます。

1,000万円の運用資金があるとすると、1億5,000万円以上の差になるわけです。

 

保険での資産運用が本当に生活を変えるほどのインパクトをもたらすのかを今一度考えてみる必要があるでしょう。

 

 

保険が運用に向いていない理由2:資産の流動性が下がる

 

保険で運用しようと思った場合、想定通りのリターンを得るためには、基本的(実質的)に途中で解約することができません。

仮に解約することになった場合、返戻率が下がってしまいます(時期が早すぎる場合には、元本を割ってしまう場合もあるでしょう)

 

保険返戻率は、支払う保険金の額が大きくなればなるほど、高くなる傾向があります。

より高い返戻率を期待し、高い保険料を支払っている(=大きな資産を運用している)場合、手元のキャッシュフローは悪くなります。

 

資産運用の観点から見ると、保険は実質的には解約不可なので、より大きな資産を運用・高い利回りを期待すればするほど資産の流動性は悪くなります。

株やファンドでの運用であれば、比較的いつでも現金化できますし、部分的な解約なども簡単にできます。

 

人生何があるかわかりません。事故や病気などでまとまった資金が必要になることもあるでしょう。転職などを機に、日々の生活の収支が変わるかもしれません。

そんな時、流動性の低い保険で資産の大半を運用していては立ち行かなくなってしまいます。

 

 

保険が運用に向いていない理由3:リターンを得るまでに時間がかかる

 

保険は満期になるまで、リターンを受け取ることができません。

仮に30歳で運用をスタートして60歳で満期を迎えるとすると、30年もリターンを受け取れないということになるのです。

 

株やFXでの運用であれば、翌日どころか、数分のうちにリターンを手にすることができます。

ヘッジファンドのように、資金がある程度ロックされてしまう運用でも数ヶ月〜1年前後でリターンを得ることができます。

 

資産運用を長期目線ですること(短期の利益に振り回されないこと)は重要ですが、長く運用しなければ“ならない”というのは、投資家にとってデメリットでしかありません。

 

保険は早く(若く)加入した方が高い返戻率が期待できます。すでにある程度お年を召した方の場合、そもそも大したリターンが期待できないかもしれません。

運用期間(や運用として活用できる年齢)を制限されているのは、利用者にとって不利でしかありません。

 

 

資産運用は投資に適した金融商品で

 

ここまで保険が運用に適していないということを解説してきました。

・利回りが低い
・流動性が下がる
・時間がかかる

という3つの理由がありましたが、あくまでも資産運用に適していないということであり、保険自体を否定するものではありません。

 

万が一のときに保険金が受け取れるという最大のメリットがありますし、加入するからにはきちんと保険料控除をして節税に活かした方がよいでしょう。

加入するのであれば返戻率が高いところを選択した方が良いことは間違いありません。

 

しかし、まとまった資金を本気で運用しようと考えた時に、保険は主軸にはなり得ないのです。

実際、加入を勧めてくる営業マンも、もちろん保険にも加入しているとは思いますが、資産運用は別の金融商品でしているはずです(機会があれば確認してみると良いでしょう)。

 

株や不動産、ヘッジファンドなど、資産運用に適した金融商品はたくさんあります。様々なオプションを適切に見極め、最適なポートフォリオを組めるよう工夫しましょう。

 

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