お医者さんは意外と資産運用に疎い
「医師として仕事をしてきたが、自分の資産を運用することに関してはサッパリ」
私のよくお話させて頂くお客さんの中には、よくこんな人がいます。
開業医にしろ勤務医にしろ、やはりお医者さんは、根本的な能力が高く優秀な人が多いという印象があります。
しかし、金融面での知識となると、正直一般のサラリーマンよりもレベルが低いことが多い、というのが私の肌感覚です。医師の皆さま、すみません(笑)
医師というのはその仕事のスタイルの特徴から、やや浮世離れしてしまうことは仕方がないことだとも思っています。
日常的に会話をするのは医師・看護師・患者・MR営業担当くらいのもので、資産の運用や投資について雑談するような機会は少ないのかもしれません。
日常的に会話の中で出てこないので、資産運用について考えることがない。
運用や投資を考えることを後回しにしているうちに、ズルズルと資産だけが貯まっていき放置状態になる。
時々、営業に来た証券会社の担当員の話を聞いて、適当に投資信託を買ってみたりするものの、結局そのまま数年間放置。
結果的に、何となく現金で保有してしまっている割合が高くなっており、「運用しないと何か勿体ない」という気持ちだけがぼんやりと存在している。そんな方を、よく見かけます。
医師だからこそオススメできる、特別な運用方法がある
しかし、医師という職業の方々にこそオススメしたい資産運用の方法があります。
「何となく投資しなければいけないなぁ」と思っている方に自信を持っておススメできる運用方法は、“ヘッジファンドに預け入れる”という方法です。
ヘッジファンドとは、資産運用のプロに資産を預けて自分の代わりに運用を行ってもらうサービスです。
ヘッジファンドは、金融先進国の欧米では、特に富裕層に好まれている手法であり、年利10%を達成することも珍しくありません。
このヘッジファンドに預け入れるという手段は、医師をされている方に最適な方法だと言え、それには2つの理由があります。
・プロの投資家の良し悪しを判断することが出来る
・まとまった資産がある
この2つについて順を追って、詳しく説明します。
プロの投資家の良し悪しを判断することが出来る
「良し悪しを判断が出来る」というのはどういうことかと言うと、資産運用を任せる(出資するファンドの)の人間の能力を見極める力が、医師の方にあるということです。
我々のような金融関係者は、プロの投資家、つまりファンドマネージャーの実力を測る際に、特に専門的な内容を多く聞くことはありません。
「その人が普段何を考えているのか」
「これまでどういう人生を送ってきたのか」
「どういう経緯でファンドを作ったのか」
「どういう理念でファンドを運営しているか」
「その人は優秀なのか」
そういった、その人(ファンドマネジャー)本人の資質に関わることを中心に確認します。
これは何故かというと、具体的な戦略は時代やタイミングによって変わるものであり、一環して信じられるのがその人の総合的な能力のみだからです。
このように我々もテクニカルな要素ではなく、その人自身の能力によってファンドの良し悪しを判断します。
医師の方々は、大学から社会人に至るまで優秀な人間に囲まれている場合が多く、その辺りの判断力に長けています。そのため、ファンドマネージャーの話や人となりを聞けばその良し悪しを判断することができます。
「金融の知識はなくとも優秀であること」
ファンド選びにおいて、これはかなり重要な要素なのです。
まとまった資産がある
これは専門的に投資を行うファンドに資産預ける際には非常に重要なポイントです。
ファンドには「一括で預け入れることの出来る資産が大きいほど、良い運用を期待することが出来る」という側面があります。
これは何故かと言うと、小額からでも運用を受け付けるようなファンドは「公募」形式をとる必要がでてきますが、このように公募ファンド(投資信託など)にしてしまうと運用において国から規制が入ってしまうからです。
国は、リテラシーの低い投資家が内容を理解しないままにファンドに投資してしまうことを防ぐため、ファンドが「公募」するための条件として、様々な禁止事項を設けています。
これは、運用に当たっては”手かせ足かせ”になることが多く、質の高い運用が妨げられます。
一般的に証券会社等で売られている投資信託等は全て「公募」商品になりますので、非常にストレートな言い方をすると、少額から買うことが出来る反面、品質としては劣悪なものが多くなっています
一方、「公募」していない、つまり「私募」のファンドは多くの人から資金を集められないために、最低出資金額を高く設定することになります。
私募で顧客を集め、最低出資額が1,000万円以上であるようなファンドは、預け入れに際してのハードルが高い分、中身のあるハイレベルな運用をしている場合が多いです。
そういったファンドに投資するという選択肢を持てるということは、実は投資家として非常に良いポジションにあるということになります。
医師だからこそ出来る「ヘッジファンドに預ける」方法とは
では実際に、ヘッジファンドに出資するにはどのようにすればよいのでしょうか?
ヘッジファンドに預け入れる方法は大きく分けて、以下の2つが考えられます。
① 既にヘッジファンドに出資している知人等に紹介してもらう
② 会社ホームページから直接問い合わせる
金融関係者の間では①の「紹介」による方法が一般的です。
金融業界で働いていれば優秀なファンドマネージャーの噂と言うのは嫌でも耳に入ってきます。
そして、彼らの運用の実力が高く、優秀な人材であることを身をもって知っています。
そういったファンドマネージャーが独立した時に、資産を預けて最初の顧客になるというのは良くある話なのです。
一方で、金融業界で働いていない方々、もちろん医師の方々の間ではファンドマネージャーやその関係者と直接知り合う機会は少ないかもしれません。
そういった方のために、②の「会社ホームページから直接問い合わせる」という方法があります。
私募であるヘッジファンドは、出資者に”直接(対面で)”説明をする必要があるため、個別で説明する機会を必ず設けています。
直接話を聞きに行くことで、相互に理解を深め、安心して投資を行う事が出来るのです。
話を聞きに行く際は
・ファンドマネージャーの実績
・社員の人数やバックグラウンド
・運用総額
・申し込み/解約の手続き方法
・手数料
・ロックアップ期間
などの項目について確認しておくととよいでしょう。
そうは言っても、そもそもどんなヘッジファンドがあるか実際に探すのはなかなか大変だと思います。
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興味のある方は是非参考にしてみて下さい。
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