まだまだ低い日本人の投資意識
「現在、貯蓄はいくらくらいありますか? 」
また、「そのうちのいくらを投資や資産運用に回していますか?」
こんな質問をされたとして、
「貯蓄はあっても投資はしてない」
あるいは「少しだけしか運用に回していない」と答える人が多いのではないでしょうか。
以下のグラフは、お金や仕事について討論を行う『BIG tomorrow』という雑誌が行った読者アンケートの結果です。年齢別の投資比率は以下のようになっています。。
出典:投資・資産運用と「現金・預金比率」の割合!我が家の資産状況割合を大公開
https://starmetro.info/2014/11/25/big-hurdle/
お金や仕事について触れている雑誌の読者による結果のため、世間一般よりも少し高い数値になりそうなものですが、それでも一番多い35~39歳の層でさえ、投資をしている人は2割に満たない状況となっています。
実際に投資に充ててる割合は?
では、実際にどれくらいの資産を投資に充てているのかを見ていきましょう。
参考:貯蓄の状況 | 統計局ホームページ/家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成28年(2016年)平均結果速報-(二人以上の世帯)
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/h26_gai2.pdf
総務省統計局のデータによると、2人以上の世帯について、資産全体のうち有価証券の割合は平均14.6%です。
有価証券とは株式・公社債・投資信託などを示します。「有価証券の割合=投資の割合」と考えて良いでしょう。
反対に言えば、85%以上を預貯金や保険といった形で保有しているということです。このデータからも日本人がいかに投資をしていないかがわかります。
お金持ちは投資をしている?
さらに「貯蓄額別」の投資比率を見てみましょう。
参考:貯蓄の状況 | 統計局ホームページ/家計調査年報(貯蓄・負債編)平成26年(2014年) 貯蓄・負債の概況
http://www.stat.go.jp/data/sav/2014np/pdf/gk01.pdf
これを見てみると貯蓄額の低い世帯は全体的に投資に充てる資産の割合が小さく、逆に貯蓄のある世帯ほど有価証券に充てている割合は高くなっています。
3,000万円以上貯蓄がある世帯は19.1%も投資に回しています。これは、貯蓄が800万円未満の世帯の割合(いずれも4%未満)と比較して約5倍という圧倒的な差があります。
つまり「有価証券の割合14.6%」という数字も、一部の高所得者、言い換えれば貯蓄の多い世帯が引き上げた結果と考えることができ、日本の平均的な世帯はほとんど投資をしていないと考えられます。
また、「年収別」の投資割合を表したものが以下の表となります。
ここでは年収を5段階(第Ⅰ階級〜第Ⅴ階級)に分けて表しています。
ちなみに各階級は、
・第Ⅰ階級:~329万円(平均259万円)
・第Ⅱ階級:329~446万円(平均384万円)
・第Ⅲ階級:446~602万円(平均522万円)
・第Ⅳ階級:602~828万円(平均707万円)
・第Ⅴ階級:828万円~(平均1,199万円)
となっています。
参考:世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況 | 統計局ホームページ/家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成28年(2016年)平均結果速報-(二人以上の世帯)
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/h28_gai4.pdf
このデータを見ても、明らかに年収の高い人ほど投資にあてている金額が多いことがわかります。
投資をしているからお金持ちに!絶大な複利の効果
こうしたデータを見ると「投資は資産(貯蓄)がある富裕層がするもの」と思われるかもしれません。
もちろん年収が高い人はそうでない人と比べて余裕資金が多いため、投資に充てることができる金額も必然的に多くはなります。
ですが、本当にそれだけでしょうか?
先ほどのデータによると、お金持ちはそうでない人と比較してより多くの割合を投資に充てていました。
ですが、そのことに加えて「きちんと資産運用をした人がお金持ちになっている」という側面もあります。
資産を定期預金や保険として置いておくのではなく、きちんと投資をして有意義にお金を増やしていく人が、着実に貯蓄の額も増やしているのです。
日本の大企業の中には、年間4%程度の配当を出すところはたくさんあります。こういった企業に500万円を投資するとどうなるでしょうか。
年間の利回りは20万円となり、月間で1万5,000円ほどの不労所得が入り込んでくるわけです。
そしてこの20万をさらに投資に充てることで、資産は雪だるま式に増えていきます。
5年もあれば、500万円だった元金は600万円を超えています。
つまり「お金があるから投資ができる」というのではなく「投資をするからお金ができる」と捉えることが重要なのです。
詳しくは以下のページでも解説しているので、興味のある方は是非ご一読ください。
➡︎『 必要なのは資産運用!?意外と身近な億万長者は私たちとは何が違うのでしょうか』
また、元手が300万円、あるいは100万円からでも、いち早く資産運用を開始することをおすすめします。
先の例では5年の運用でシミュレーションを行いましたが、これが10年20年と続いていくと、資産運用の成果は非常に大きくなっていきます。
10年で740万円、20年で1,096万円となるのです!これが雪だるま式に資産が増えると言う「複利の効果」です。
このことをきちんと理解している人ほど、より早く適切な運用をスタートしています。
これから資産運用を始める人におすすめの運用方法は?
ここまで、有価証券や国債に資産を充てているデータをお伝えしてきましたが、運用をするにあたって必ずしも株式投資や国債が良いとは限りません。
先ほどのグラフでは、年間4%程度の配当を出す企業に投資した場合でシミュレーションをしていますが、その企業が今後も安定して同様の数字の配当を出し続ける保証はどこにもありません。
これから資産運用を始めようと考えているならば、ヘッジファンドへの出資がおすすめです。
そもそも、株式投資では「自分が選択した銘柄」によって利益をあげる必要があり、銘柄や市場に対する正しい知識や経験、センスが必要となります。
また、会社勤めをしている人が、常に上下するチャートと格闘しながら、安定した収入を得ることは非常に難しいと言えるでしょう。
一方で、ヘッジファンドは、投資のプロが投資家から集めた資金をもとに運用を行い、利益が出た場合に、出資金額に応じて利益を配分するという、資産運用サービスです。
このため、運用の経験がない人や、本業の仕事に時間を取られてなかなか投資に時間を割けない人であっても、始めやすい運用の手法であると言えます。
また、ファンドの中には、年利10~15%といった、非常に高い利回り(パフォーマンス)が期待できるところも少なくありません。
仮に、年利10%で500万円を運用した場合、5年後に805万円、10年後に1,296万円、20年後に3,363万円にもなります。
ヘッジファンドに関するページ
➡︎ ヘッジファンドを徹底解剖!世界の富裕層に選ばれる投資の世界を知る
➡︎ 個人投資家にこそ絶対におすすめのファンドへでの運用とは
「投資はお金持ちしかできないもの」と考えて資産を眠らせてしまうのは、非常にもったいない話です。
少しでも早くから賢く運用をスタートして、お金持ちの仲間入りを目指してみてはいかがでしょうか。