50歳からの資産運用 資産運用 貯金ができる人とそうでない人は何が違うのか?20代で1,000万円貯まる人と、40代でも貯まらない人を比べてみる

貯金ができる人とそうでない人は何が違うのか?20代で1,000万円貯まる人と、40代でも貯まらない人を比べてみる

貯金1,000万円は、何歳の時点で達成していれば人並みなのでしょうか?そして、早くから貯金をつくっておくと、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは様々な人に話を聞きながら、1,000万円貯金事情を徹底考察し、貯金に必要なポイントを考えていきたいと思います。

資産運用
最終更新日:2017年11月26日

貯金が”ある人”と”ない人”の話を聞いてみる

 

「自分の貯金額は同世代と比べてどうなんだろう?」と不安になることはないでしょうか?

貯蓄ができる人と、そうでない人は何が違うのでしょうか?

 

ここでは「1,000万円」を一つのラインとして、それを「20代で貯金が1,000万円ある人」「30代で貯金が1,000万円ある人」、そして「40代でも貯金がない人」の話を聴きながら、

・貯金ができている人はどのような人が多いのか?
・貯金をするためにはどうすべきなのか?

を考えていきたいと思います。

 

また、「貯金をするとどのようなメリットがあるのか」についても合わせて考えていきたいと思います。

 

 

1) 29歳で貯金1,000万円を達成しているKさん

まず、私の年下の知人Kさんなのですが、彼は20代(29歳)で貯金1,000万円を達成しています。

 

データによると、日本全体では、20代で貯金1,000万円を達成しているのは3~4%程度のようです。

これが達成出来ていると、非常に優秀だと言えるでしょう。

 

ちなみにKは普通のサラリーマンで、20代で年収が1,000万円を超えるような高給取りではなく、30歳時点で年収700万円程度の企業に勤めています(もちろん少なくはありませんが)。

 

若くしてそれなりに資産を持っているので、その推移を聞いてみると、入社時点で100万円くらいは貯金があったようです。

そこから年に約100万円ずつ貯め続け、その上で資産を運用していったら自然と1,000万円を超えたとのことでした。

 

入社当初は相当キツかったものの、3年目以降は特に問題なく年に100万円ずつ貯められたとのことでした。

 

詳しく聞いてみると、まず入社から6年間は会社の寮に住んでいたようで、そこで家賃が1~2万円/月程度に抑えられていたのがポイントになっていたようです。

 

手取りが30万円もあれば、

・日々の飲食代:6万円
・外食費(飲み代):4万円
・家賃:1万円
・日用品費:3万円
・通信費、光熱費:2万円
・服、趣味(嗜好品):4万円

としても、残り10万円が貯金出来る、とのことでした。

 

たしかに、とは思ったものの、やはり家賃1万円は大きいですね。

また、外食費(飲み代)の4万円や服、趣味、嗜好品などに費やす費用も月に4万円というのはかなり倹約していると言えるでしょう。

 

 

2) 30代で貯金1,000万円を達成しているTさん

2人目は、36歳で貯金1,000万円に到達したというTさんです。

 

データによると、30代で貯金1,000万円を達成する人の割合は、11~12%程度のようです。

まだまだ割合は小さく、Tさんもまた、とても優秀だと言えるでしょう。

 

Tさんも、一般的な企業に勤めており、普通に貯金していく中で、30代の中盤で貯金1,000万円に到達したと言っていました。

 

Tさんの場合は、20代後半時点での貯金は300万円程度だったそうなので、30代に入ってから貯まったということですね。

 

彼は独身ですが、30代で貯金1,000万円を達成している人では独身の割合がとても多いようです(7割近くが独身というデータもあります)。

 

 

3) 40代でも貯金1,000万円を達成していないIさんの話

最後のIさんは、43歳にして貯金は200万円程度のようです。

 

40代で貯金1,000万円を貯めている人の割合は25%程度(4人に1人)とのことなので、1,000万円に到達していなくとも決して問題があるとは言えません。

しかし、200万円というのは、確実に少ない方でしょう。しかも彼は独身です。

 

彼は大手のメーカーに勤めており、恐らく年収は1,000万円程度貰っているはずなので、高級取りでありながら貯蓄がないという典型的なパターンです。

 

詳しい話を聞いてみると、Iさんは都内のタワーマンションに住んでおり家賃に22万円と言っていました。

さらに、飲み会代が相当かかる上に、2次会3次会と行き、さらに飲み会後のタクシーを毎回のように利用しているとのこと。

 

詳しい数字は分かりませんが、口ぶりからは、毎回4~5万円程度は使っているようでしたので、月に30万円程度は飲みの出費がありそうです。

 

これでは貯まるわけがありません。もちろん、資産運用なども全く行っていないとのこと。

 

ここまで激しく浪費する人は少ないにしても、40代にも関わらず貯金が1,000万円を切っている人は私の周りには結構います。

 

 

貯金ができる人できない人差はどこから来るか

 

さて、ここまで3人の話を聞いてきましたが、貯金ができる人とできない人の違いは、どこにあるのでしょうか?

 

一つは当然のことながら、収入の差でしょう。

手取りが30万円の人と、手取りが50万円の人では、貯金に回すことの出来る金額が大きく違います。

 

一方で、支出の差は収入の差と同じ程度、いやそれ以上に大きな影響があると思われます。

なぜならば、今回取り上げた3名の収入はそう大きく変わらないからです。

 

そこまで変わらない収入でありながら、20代で1,000万円を貯めている人もいれば、40代で200万円しか貯めていない人もいます。

 

なお、支出の中で特に大きいと思われるのが、やはり家賃と外食費(飲み代)のようです。

少ない人で、合計5万円、多い人で合計50万円近いというのは驚きの差です。

 

さらにこの「出費が高くなってしまう人」の性格を考えると、自分の収入に合わせて出費を考えるような思考回路を持っていると感じました。

 

つまり、

「給料がどれくらいあるから、どれくらいの家に住める」
「月にどれくらい飲みに使っても大丈夫」

というような給料から逆算して生活を決めていく発想です。

 

そして、「残った部分を貯金に回そう」という考え方をしているわけですね。

これでは貯金はできません。

 

やはり、貯金を確実に作っている人の共通点は、思考のパターンとして、

「〜円貯金したいから、その為に生活費を〜円に抑えよう」

という風に貯金を最初に考えているということです。

 

自分が将来的に貯める金額をまずは設定し、そのために月にいくら貯める必要があるかを計算する。

それを実現する為には、日々の食費や、飲みに使う金額や、旅行、趣味に投じるお金をいくらに抑えるかを計算する。

 

このような、貯金から逆算した生活設計ができているかどうか、というのが大きな分かれ目であると感じました。まあ、当然と言えば当然のことですね。

 

そして、やはり慎重な性格の人の方が早くから貯金を真剣に考えているというのは傾向としてありそうです。

 

「将来に対する漠然とした不安があるので、お金を貯める」という考え方がないと、若くして倹約生活に励むのは難しいのかもしれません。

 

また、人間は、生活の水準を下げるというのが難しい生き物ですので、収入が良くなったからと言って食べるものや住む場所などのグレードを容易に引き上げないのも重要かもしれません。

 

 

若くして貯金があること意味

 

さて、最後に、若くして貯金があることの意味について考えてみます。

最終的に貯金できれば良いじゃないか、と思っている人もいるかもしれませんが、それは大きく違います。

 

30歳で1,000万円の貯金があるのと、50歳で1,000万円の貯金があるのとでは、金額の持つ意味が大きく違います。

それは、貯金を運用することが出来るからです。

 

さて、30歳で1,000万円の貯金ができてそれを退職(60歳とします)まで運用した場合と、50歳で1,000万円の貯金ができてそれを退職まで運用した場合とでは、どの程度の差が出てくるでしょうか。

 

 

元手1,000万円を5%で60歳まで運用した場合…

・30歳から始めると(30年間):4,322万円
・50歳から始めると(10年間):1,629万円

 

元手1,000万円を7%で60歳まで運用した場合…

・30歳から始めると(30年間):7,612万円
・50歳から始めると(10年間):1,967万円

 

どうでしょうか?

同じ1,000万円の運用でありながら、これだけの差が生まれてしまうのです。

 

それだけ、複利で運用していくというのは長期的に見ると効果が大きいのです。

 

以上から言えることは、まず若いうちに倹約してまとまった資産を形成し、それを運用しながら徐々に生活水準を上げていくのが望ましいということです。

 

家賃や飲食費を見直し、まずは急いで1,000-2,000万円の貯金を作りましょう。

そして、そのお金を確実に運用しつつ、少しずつ身の回りの様々な活動のグレードをあげていくのが良いのではないでしょうか。