50歳からの資産運用 資産運用 【実践編】資産を上手く活用する人はリスクをどうコントロールしているのか

【実践編】資産を上手く活用する人はリスクをどうコントロールしているのか

資産運用というとすぐに「損する」「危ない」などといったリスクにばかり興味が向いてしまいます。実際、投資にリスクはつきものですが、それらは回避・コントロールすることができないものなのでしょうか。
投資の世界のプロの人たちが実際にどのようにリスクをマネジメントしているのかを知ることで、リスクとの向き合い方・付き合い方について考えていきたいと思います。

資産運用
最終更新日:2017年07月13日

投資にリスクはつきもの!上手くコントロールすることを目指そう

投資にリスクはつきものです。

ですが、リスクがあるならしてはいけないかというと、全くそんなことはありません。

リスクを上手くマネジメント(コントロール)していくことが重要なのです。

 

以前、リスクの種類として以下の7つのリスクを紹介しました。

1. 価格変動リスク
2. レバレッジリスク
3. インフレリスク
4. 信用リスク
5. カントリーリスク
6. 為替リスク
7. 詐欺リスク

 

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➡︎ 知らない人が損をする!?投資に関して絶対に知っておきたい7つのリスク

 

これらのリスクについて、リスクマネジメントの方法を順番に見ていきたいと思います。

 

7つのリスクマネジメント

 

1. 価格変動リスクのコントロール(マネジメント)

価格変動リスクをコントロール(マネジメント)するにはどうすればいいのでしょうか。

価格変動が大きい金融商品である株を例に考えていきます。

 

結論から言うと、価格変動リスクを避けるためには分散投資をするという方法があります。分散投資をすることである程度リスクをコントロールすることができます。

 

株におけるリスクには、

「システマティックリスク」と呼ばれるマーケットに影響されるリスクと、
「非システマティックリスク」と呼ばれる個別銘柄に影響されるリスク

とがあります。

 

複数の銘柄に分散投資をすることで、この「非システマティックリスク」を小さくすることができます。

銘柄数を横軸に、リスクを縦軸に取ると、銘柄数を増やすにつれてリスクが小さくなっていくことがわかります。非システマティックリスクが小さくなっていき、システマティックリスクに収束していくためです。

 

つまり、個別銘柄のリスクは分散投資をすることで限りなく小さくすることが出来るのです。

 

金利の上昇・下降や経済の動向、大統領などの政府要人の発言による価格変動はマーケット全体に関わるリスクのためどうすることもできません。

しかし、個別の銘柄における株価の”ブレ”や”ばらつき”は分散投資によってほぼ0(ゼロ)にすることができるのです。

 

ただし、一言で「分散投資」と言っても、その効果を正しく発揮することは簡単ではありません。

なぜなら、複数の銘柄をうまく組み合わせないと正しい効果を得られないためです。

闇雲に数多くの銘柄を保有すればそれで分散投資になるというわけではありません。

 

そういう意味で分散投資にいきなり個人が取り組むのはややハードルが高いでしょう。

個人投資家におススメの資産の組み方は以下記事にも紹介していますので良かったら参考にしてみてください。

 

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2. レバレッジリスクのコントロール

レバレッジリスクに関してはよほど自信がない限り、取らないことをおススメします。

借り入れをしてまで投資を行うということは、自分の資産以上の損失を出す可能性があるからです。

 

現物株であれば最悪の場合でも出資した資金がなくなるだけです。しかし、例えばフルローンでマンションやアパートを買った場合、数千万から数億円の負債を抱える可能性があります。

バブルを思い返していただければ想像に難くないと思いますが、その商品に精通している場合を除いて避けた方が無難でしょう。

 

 

3. インフレリスクのコントロール

インフレリスクを回避するには、預金以外の金融商品で資産運用を行うことです。

よく投資は分らないから預金しかしていないという方がいますが、これは”モロ”にインフレリスクを抱えている状況です。物価が上昇しても預金残高は変わりません。

それを回避するには株やプロに任せるなら投資ファンドなどで運用することをおススメします。

 

 

4. 信用リスクのコントロール

信用リスクを回避するには、債券を買うなら国債を選ぶという方法があります。

国債は国が発行するものですから信用リスクは限りなく小さいと考えて良いでしょう。特に日本やアメリカなどの国であればまず問題ありません。

社債に関して個人投資家が購入する機会はあまり多くはないと思いますが、企業の信用力を示す格付けというものがありますので、それを参考にするという方法もあります。

 

 

5. カントリーリスクのコントロール

カントリーリスクを避けるには、政治や経済状況が不安定な国の金融商品には投資をしないことです。

日本国内で投資を行っている分には特に意識しなくても問題ないですが、海外に投資をするときの国選びは慎重にした方が良いでしょう。

 

 

6. 為替リスクのコントロール

取引する外貨によって為替レートの変動は大きく違います。

米ドルやユーロであれば比較的落ち着いた動きをしますが、南アフリカランドや英ポンドなどはそれらの数倍動くこともあります。

 

もちろん、時期によっても違いますし、額で見るか変動率でみるかといった話もありますが、値動きが大きい通貨、小さい通貨があることは確かです。

海外に投資をするなら、為替レートの動きが比較的落ち着いた国を選ぶことが重要です。

 

 

7. 詐欺リスクのコントロール

詐欺に関して、インターネットや銀行などで買える一般の金融商品を買う際は特に注意する必要はないでしょう。

世の中には一部の富裕層向けに資産運用のサービスを提供する投資ファンドというものも存在します。これは、個人投資家が資金を預けて代わりに運用してもらい、特に金融の知識がなくてもプロと同程度の運用成果を挙げられるというものです。

しかし、中にはこういった投資ファンドを装って詐欺を働く悪質な集団もあります。詐欺を見抜くには、ファンドマネージャーの経歴を調べたり、実績や営業の仕方を確認したりすることが大切です。

 

 

まずは様々なところから情報収集を

 

投資についてのリスクやそのマネジメント方法については、様々な方法で勉強することができます。

当サイトでも様々な観点から資産運用について、数多くの情報発信を行なっています。

 

ネットや書籍で勉強することは重要ですが、それに加えてもう一つ実践していただきたい勉強方法として、実際に投資をしている人の話を聞くというものがあります。

特に、機関投資家やヘッジファンドのマネージャーのような、プロの話は必ず参考になります

こういったプロに話を聞く方法として、セミナーなどに参加する方法もありますが、それ以上に有効な方法として”実際に問い合わせてみる”という方法をオススメします。

頼りになる、優良そうだと思えるファンドなどの目星がついたら是非問い合わせてみてください。きっと皆さんにとって有益な情報を得ることができるでしょう。