投資先を選ぶときの3つのポイント
資産運用において、株や不動産、FX、ヘッジファンドなど様々な投資先から自分に合ったものを選ぶことが重要です。
特に初心者は、わけもわからず証券会社に勧められるままロクでも無い投資信託を買ってしまったり、友人・知人の誘いに乗って怪しい投資先にお金を預けてしまったりします。
投資には必ずリスクが伴います。
損をしたときに気まずい関係にならないためにも、投資の判断は必ず「自己責任」ですることをおすすめします。
投資先を選ぶときに重要なのは
・安全性
・パフォーマンス
・専門性
の3つのポイントをきちんと押さえられているかどうかです。
まずはそれぞれ順に確認していきましょう。
安全性
投資において最も重要なポイントは「安全に着実に資産を増やしていくこと」です。
何を考えるにおいても、この点を最も重視しなければ長期的な資産形成は達成できません。
いろいろな投資先を見ていると、ついつい高いリターンのものが魅力的に見えてきてしまい目移りしてしまいがちですが、リスクを最優先に検討することを心がけるようにしましょう。
リスクを抑えた運用が大事とはいえ、投資には大なり小なり必ずリスクが伴います。
どんなに堅実に運用する方針のファンドであっても、100%確実に儲かる保証はありません。
※むしろ、元本保証をうたったり、匂わせて投資家を集めるのは悪質な違法行為であり、ファンド自体が詐欺の可能性もあります。
資産運用において重要なのは、長く安定的に運用することで、リスクを分散し勝てる確率を上げながら、少しずつ資産を増やしていくことです。
パフォーマンス
次に重要なのはやはりパフォーマンスでしょう。
資産形成をするためには、少しでも高い利回りで運用することに越したことはありません。
ですが、先述の通り、優先するべきは「より低リスクで安全に運用すること」です。
高い利回りを狙えば、それだけリスクの高いもの(FXや外国株式など)に投資する必要が出てくるためバランスに注意しましょう。
安定的に運用するのであれば「年5~10%程度」のパフォーマンスが最適と言われています。
目標利回りを明確に設定し、リスクを抑えた中で成果を追求していきましょう。
年5~10%程度の利回りでは「足りない、不十分だ」と感じる人もいるかもしれませんが、これだけのパフォーマンスで10年、20年と運用を続けていくことができれば、十分な資産形成ができます。
仮に、5%、10%で1,000万円を運用した場合の、10年後、20年後の資産は以下の通りです。
利回り | 元本 | 1年後 | 2年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 |
5% | 1,000万円 | 1,050万円 | 1,102万円 | 1,276万円 | 1,629万円 | 2,653万円 |
10% | 1,000万円 | 1,100万円 | 1,210万円 | 1,611万円 | 2,594万円 | 6,727万円 |
複利できちんと積み立てて運用していけば、年5~10%のパフォーマンスでも十分資産形成できることがわかります。
ちなみに、資産が数兆円にもなるような世界的に著名な投資家(バフェットやソロスなど)のパフォーマンスが年15~20%です。彼らの数字を参考にしつつ、適切な利回りで運用するようにしましょう。
※年10%を超えるようなパフォーマンスは、そう簡単には達成できません。時折高いリターンが得られたとしても、その後損をしてしまっては意味がありません。
専門性
最後に、忘れてはいけないのが、投資には知識や経験、ノウハウといった「専門性」が求められるということです。
これから投資をはじめるという人も、闇雲に投資するのではなく、色々と勉強・研究をして、会社や不動産などについての理解を深めながら投資先を選ぶ必要があります。
よく「周りがやっているから、良い投資先と聞いたので」といった理由で投資先を選んでしまう人がいますが、周囲がどのように言っていてもあなた自身がそのものの価値や魅力を理解できないのであれば、投資は見送るべきでしょう。
反対に、まだ周りが気づいていないけれど、本当に価値のあるものを見出すことができれば、その投資は成功する確率が非常に高くなります。
投資は「自分がその価値を理解できるもの」にするのが大前提です。
とはいえ、一から株やFXを勉強していくのは大変です。
自分だけの力でやっていくのは不安という人もいるでしょう。
そんな人は「プロの力を借りる=プロに投資を任せる」方法も有効です。
そのトレーダーの投資手法や運用の方針に共感ができ、またトレーダーの実力が十分に発揮されているのであれば、その人や組織(ファンドなど)に預けてしまい、運用をお任せするのも有効な手段です。
メジャー投資方法比較
ここまで押さえてきた3つのポイント
・安全に運用する
・適切なパフォーマンス(年5~10%)で運用する
・自分が理解できるものに投資する or プロに任せる
を踏まえた上で、どんなものに投資するのがよいか考えていきましょう。
投資と言ったときに、最もメジャーなものである「株式投資」ですが、これはその人の投資家としての実力が100%反映される最も難しいものです。
機関投資家やファンドマネージャのようなプロの投資家であれば、リスクを抑えた運用をしたり、リターンの高い運用をしたりと自在ですが、素人にとっては最も危険な戦場にもなり得ます。
投資のプロでもない限りは、あまりおすすめできません。
簡単に取引できるものとしてFXも人気がありますが、為替は高いリターンが期待できる一方で非常にハイリスクな運用になります。
安定的に資産形成するのには適していないので、もし手を出すにしても趣味程度の金額(=最悪無くなってもよいくらい)に留めておくことをおすすめします。
王道の投資といえば、「不動産投資」もありますが、不動産を目利きすることができれば十分に検討に値するでしょう。
ただし、不動産業界は、優良な物件は業界内部で次々と売買が成立してしまうため、一般市場にはたいした物件の情報が出回らないというデメリットがあります。
また、株のように簡単に売買できず、時間もかかるため、市況を見て撤退したり、急な資金確保をしたりといった柔軟な対応ができない点にも注意が必要です。
不動産投資をするのであれば、業界に強い仲介や業者とのコネクションがあることが望ましいでしょう。
最後にプロに任せるヘッジファンドですが、もし資金に余裕があるのであれば、これが最もおすすめです。
投資のプロであるファンドマネージャに資産を預けて、運用を任せてしまえば、プロと同じようなパフォーマンスを受け取ることができます。
ファンドも様々あるので、リスクを抑えた運用をして、希望のリターンを達成するものが見つかればそれに越したことはありません。
ヘッジファンドでの運用には最低出資金額のハードルがあるので注意が必要です。
海外の「億」を必要とするようなファンドはもちろんですが、国内の中型〜小型ファンドでもある程度の資金がなければ出資することができません。
設定金額はファンドによって様々ですが、「1,000万円」が目安になるため、ある程度まとまった資金を運用する予定の人でなければ手が出しづらいものでもあります。
おすすめファンド紹介
ヘッジファンドがおすすめと言いましたが、ヘッジファンドの多くは私募として自社で直接募集をしており、広告などで目にすることができません。
基本的には、紹介や口コミを通じて投資家を募っているため、興味があるファンドを自分で検索し問い合わせる必要があります。
「どんなファンドがあるかわからない」
「具体的なファンドが知りたい」
という方に向けて、特に投資初心者におすすめのファンドを1つ紹介したいと思います。
BM CAPITAL
■ 会社名:ビーエムキャピタル合同会社
■ 所在地:〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1
■ 最低出資額:1,000万円
■ 主な投資戦略:バリュー投資、アクティビスト投資
■ URL:https://bmcapital.jp/
BMキャピタル(BM CAPITAL)は「資産を守る」という投資哲学で運用している日本のヘッジファンドです。
「バリュー投資」という手法で割安株に投資し、リスクを最低限に運用することを重視しています。
最低出資金額は1,000万円に設定されていおり、一般的なラインと言えるでしょう。
こちらも自社で直接募集をしているため、投資する場合は、直接サイトから資料請求する必要があります。興味のある人は以下のリンクから問い合わせてみてください。
また、BMキャピタル以外にも、おすすめのファンドをランキング形式で紹介しています。興味のある人は、ぜひこちらも参考にしてみてください。