誰でも資産運用をする時代になった
ビットコインなどの仮想通貨に投資する「仮想通貨女子」など、今や社会人やエリートサラリーマンばかりでなく、女子大生までもが投資をする時代になりました。
若い子たちまでもが、「億り人」「自由億」などと呼ばれる富裕層に片足を突っ込む話をテレビなどで目にすることも増えており、今や投資・資産運用は限られた人の特別なものではなくなりました。
誰でも投資を簡単に始められ、億万長者への可能性が広がる時代になっており、投資信託やNISA、REIT、iDeCoなど、制度面でもより投資を始めやすい仕組みやサービスが充実しています。
特に「働く時間はないけれど、自由に使えるお金が欲しい!」という主婦などにとって、副業では得られないような収入が見込める投資は非常に魅力的です。
しかし、今まで馴染みのなかった人の多くは、「何から始めれば良いのかわからない」とも思っていることでしょう。
そこで、今回は主婦の方など、今まで投資や運用に縁のなかった人たちに対して、簡単な資産運用の始め方を解説していきたいと思います。
まずはとにかく始めることが大事!
投資や資産運用と聞くと、「怖い!」「大損をするかもしれない!」といったイメージを持たれる方も多く、なかなか第一歩を踏み出せないという話をよく聞きます。
確かに、投資の世界には「一晩で資産がなくなった」「1時間で1,000万円損した」などと耳を塞ぎたくなるような話を聞くことがありますが、誰しもがそのような損をするわけではありません。
これは、いわゆる「必勝法」というような怪しい話ではなく、投資の方法をきちんとすればそういった大損は回避できるという「仕組み」の話です。
先に挙げたような大損をする人たちは、そもそもの運用資金が大きかったり、「レバレッジ」と言って自己資金以上の運用を行う運用のテクニックを駆使してしまったがゆえの代償なのです。
言うなれば、大きな利益(リターン)を狙うが故に、リスクを取った運用をしてしまった結果だと言えます。
例えば、月に3,000円や5,000円を株や投資信託に充ててみてはどうでしょう?
変にレバレッジなどをかけなければ、どんなに暴落したとしても、1ヶ月の損失は3,000円や5,000円に留めることができます。
もちろん損をしないに越したことはありませんが、この程度の損失であれば最悪勉強代だと思えば許容できるはずです。
まずは、リスクを抑えた方法(安定した株や投資信託)で、少額からスタートすることが肝心です。
様々な本やセミナーで勉強することはもちろん大事ですが、それだけではなく実践することが重要です。
運用で重要な3つのポイント
コツコツと長い目線での運用(長期運用)を心がける
投資をしていく上で、利益(リターン)は非常に重要ですが、何と言っても資産運用はリスクとリターンのバランスが重要です。
もちろんリスクを取ればとるほど高いリターンが期待できる(ハイリスク・ハイリターン)わけですが、万が一の場合大きな損失を被る可能性があります。
大切な資産を運用する場合、リスクを抑えたローリスク・ローリターンな運用が重視されますが、ローリターンでも着実に資産を増やす方法として、長期での運用が非常に重要になります。
小さな利回りでも、長い期間運用することによって複利の効果で雪だるま式に資産を増やすことができます。
仮に1万円を年+5%で運用したとして、1年後には500円しか得ることができませんが、仮にこれを20年積立続けると、なんと35万7,000円にもなります。
このように続けることで効果の大きくなる複利を活かして、長期間の運用を心がけましょう。
また、長期での運用を心がけると、変に高いリスクを負わなくてすむため、安定した利回りを実現しやすくなります。
ローリスクで安定した運用を、長期間で心がける
というのが、初心者にオススメの投資の始め方です。
手間のかからない方法を選ぶ
これは、先述の「ローリスクで安定した運用」と関係するものでもありますが、資産運用で重要なポイントはあまり手のかからない方法を選択するということです。
そもそも使える時間の限られている主婦などが、投資に大きな時間を費やすことはできません。
値動きの激しいものに投資して、細かく売買を繰り返すような方法は、時間的にも厳しいでしょうし、精神的にも疲弊してしまいます。
一旦投資したらしばらくは放置できるような、値動きの安定したものを選定することがオススメです。
3ヶ月や半年、1年に一回投資先のバランスを見直せばすむような運用を心がけましょう。
専門家の力を借りる
ここまでやっても「まだ不安」という人は少なくないと思います。
実際、資産運用の世界には、専門用語や独特のルール・慣習などが数多く存在し、また制度等も複雑です。
詳しいことをフォローしてくれるような専門家の知見を借りれるのであれば、活用するに越したことはありませんん。
最も身近な例で言えば、「投資信託」がこれに該当します。
投資信託は1万円もあれば十分に始めることができ、手数料も安く最も手軽です。
一方で、安かろう悪かろうの側面もあり、あまり質の高いサービスは受けられないかもしれません。
もう少し、ハードルが高いものに、最近流行りの「ファンドラップ」などがあります。
これは、投資信託とヘッジファンド(※あとで詳しく解説します)の間のようなものですが、始めるためには数百万円程度の資金が必要であり、コツコツ貯めてきた余剰資金のある人に向いているでしょう。
最もハードルが高いですが、質の高いサービスにヘッジファンドがあります。
ヘッジファンドは富裕層を対象とした資産運用の専門サービスで、銀行や証券会社などを介することなく、直接私たち投資家の資産を預かり・運用してくれます。
1,000万円以上の資金が必要になる場合も少なくなく、ファンドでの運用が許されるのは限られた人たちになってしいますが、年5~10%程度のパフォーマンが期待できき、利回り・安定感共に最高クラスです。
旦那さんにかなりの収入があり、それをしっかりと貯蓄してきた方や、退職金や相続、宝くじなどでまとまった資金を手に入れた人にとってはこれ以上ないサービスでしょう。
いずれにせよ、自身に合ったサービスを上手く活用してみてください。
主婦でもできる資産運用の始め方
ここまでお伝えしてきた通り、主婦のような初心者の方でも資産運用を始めるポイントは
・少額でもまずはスタートする
・ローリスクで安定した運用を長期間で心がける
・手間のかからない方法を選ぶ
・専門家(プロ)の力を借りれるサービスを活用する
の4点です。
これらをしっかりと意識しておけば、安心して資産運用を始めることができるはずです。
最近流行りのビットコインなどの仮想通貨や、一昔前にトレンドとなったFXなどは、一獲千金を狙えるといった意味で魅力的ですが、初心者が手を出すにはリスクがありすぎます。
最近メディアでよく目にする「億り人」など、一発屋にすぎません。
どうしても気になるとおう人は、宝くじや競馬などのギャンブルをやる感覚で、少額(例えば500万円運用するうちの10万円だけ)投資してみてもいいでしょうが、決して深追いしないように注意しましょう。
50歳からの資産運用では、これから投資を始めたいという人や、勉強したいという人、どんなところに投資をしたらいいのかわからないという人に向けて様々な記事を掲載しています。興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
しっかりとした、計画と戦略を持っていれば、資産運用は決して危ないものではありません。まずはその一歩を踏み出してみてください。
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