50歳からの資産運用 資産運用 職業別おすすめの資産運用プランを考える – 経営者の場合 –|職業別投資プラン

職業別おすすめの資産運用プランを考える – 経営者の場合 –

地域・年齢・職業・家族構成・資産など、その人の置かれている状況や、将来どのような生活がしたいかといった価値観などによって、オススメできる資産運用の方法は変わってきます。
資産運用に”誰にでも当てはまる正解"はなく、人それぞれの求めるものによって方法は異なってきます。
今回は「経営者」の方にオススメの運用プランを考えるべく、東京都に在住の中嶋さん(仮名)にお話を伺いました。

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最終更新日:2023年01月10日

【経営者】中嶋さんの場合

 

今回は「経営者」の方々の資産運用について考えていきたいと思います。

普段なかなか接点をもつことのない、いわゆる「社長さん」ですが、、今回は、その1つの例として、東京都渋谷区でIT企業を経営されている中嶋さん(仮名)にお話を伺いました。

※一部個人が特定できる内容については内容を伏せてありますがご了承ください。

 

インタビュー対象者:中嶋利幸(仮名)44歳。東京都渋谷区でIT企業を起業・経営されている。ITのみならず事業(ビジネス)のプロである経営者の方は、投資についてどのように考えていらっしゃるのでしょうか。ご自身の資産運用について話を伺いました。

 

 

– まずはじめに簡単な自己紹介をお願いします

中嶋:中嶋利幸(仮名)と申します。都内でIT企業を起業し経営しています。

 

– どのような経緯で会社を起業されたのでしょうか。

中嶋:実は今の会社の前にもITの企業を企業・経営していました。それは社会人になって5年目くらいで創業した企業だったのですが、うまくビジネスが拡大し、売却にまで至りました。それが約10年前です。その後は、売却先の企業で仕事をしていましたが、数年前に売却時の契約(※)が満了となり、今の会社の経営に本格的に取り組んでいます。

※会社売却時に、売却先の企業にXX年以上勤めるという契約をする場合があります。

 

– ご自身で起業されているということは、チャレンジングなこともあったのではないですか?

中嶋:そうですね。もちろん最初から成功の確証があるビジネスは存在しないと思いますし、初期の頃は投資の要素が含まれていると思います。実際、最初の会社を立ち上げたときも、収益化するまでは時間がかかったので、その間にしていたことは全て投資に当たると思います。

 

– 前の会社を経営されていたときのお話ですが、収益化されるまではご自身の生活はどのようにされていたのでしょうか。

中嶋:本当に最初の頃は会社員の頃に貯えた貯金を切り崩していましたね。そういった意味では、金銭面だけでなくその当時の「時間」も投資していましたね。

 

– それでは今はどのように生活されているのでしょうか。

中嶋:今の会社もある程度軌道には乗ってはきましたが、まだまだ事業を拡大させていくために投資をしていく必要があるので、私個人に入ってくる取り分はさほど大きくはありません。まぁ前企業を売却したときに得たキャッシュがそこそこあるのでそれを上手く使っています。

 

– 「上手く使っている」ということはただ切り崩しているという訳ではないのですか?

中嶋:せっかくまとまった資金を手にすることができたので運用に回しています。同じ金額を稼ぐにしても、先にまとまって資金を手にすると運用の選択肢が広がるのでよかったと思いますね。

 

– 具体的にはどのように運用されているのでしょうか。

中嶋:基本的には債券を中心に運用しています。ある程度資産・資金があるので、大きなリターンを狙わずにより確実なパフォーマンスを追求する方針ですね。銘柄・投資先の選定などはPB(※)に相談して決めています。あとは、少額ですが個別株、FXもやっています。この辺は趣味で余剰資金を使っているくらいですね。

※Private Banker(プライベートバンカー):資産運用についてのアドバイスを行う専門家。及びそのサービス

 

– ご自身でビジネスをやられてるということは「投資」の専門家のような気もしますが、PBに相談をされているんですね。どうしてそういったサービスを利用しようと思ったのですか?

中嶋:私は「ビジネス」の投資はできますが、やはり「金融」の投資は勝手が違ってくるのでそこはプロのアドバイスを必要としますね。ビジネスの内容や、ITの技術についての投資判断と、資産運用の投資判断は全くの別物だと考えています。特に私の場合は、リスクを抑えた運用を目標としているので、さらに難しいですね。あ、一部、VC(※)のような投資は個人で行なっていますよ。やはりIT系のベンチャー企業は多いですし、そういった企業の中で、今後”跳ねそう”なところをさがすのは楽しいです。ただ、やはりこれも私の資産運用の本筋とは離れているので、あくまでも趣味のレベルですね。

※Venture Capital(ベンチャーキャピタル):ベンチャー企業に投資する、ハイリスク・ハイリターンなパフォーマンスを狙った投資ファンド

 

– なるほど。大変よく理解できました。本日はお忙しいところありがとうございました。中嶋社長個人の資産運用だけでなく、会社の経営の方も上手くいくよう応援しています。

中嶋:こちらこそありがとうございました。

 

 

− 編集後記 − 中嶋さんにオススメの運用について考える

 

今回お話を伺った中嶋社長は、とても聡明なお方で、ご自身の能力を過信することも、また卑下することもなく、非常に戦略的かつ実践的に資産運用をされていました。

特に、ビジネスにおける投資と金融における投資をきちんと分けていらっしゃるところが非常に素晴らしいと感じました。

 

一度会社を売却にまで持っていかれており、ビジネスの手腕は疑う余地がありませんが、資産運用についてもかなりしっかりとした考えをお持ちで、今回に限っては特別新しい提案はありません!笑

これはPBさんが適切なアドバイスをなさっていることも一役買っているでしょう。

 

そこで、今回はこの記事を読んでいただいた読者の皆さんに中嶋社長の例を参考にしたアドバイスをお伝えします。

それは、

 金融(資産運用)のことは金融(資産運用)のプロに任せることが大事

ということです。

 

中嶋社長ほどに聡明で、優れた経営者の方でさえPBにアドバイスを求めているように、資産運用の世界は複雑で、個人で様々な判断をしていくことは難しいと言わざるをえません。

 

やはりPBのような資産運用のプロにアドバイスを求めた方が賢明でしょう。ここで頼りにするべきは大手金融機関の窓口のような存在”ではありません”。詳しくは以下の記事で解説していますが、真のプロにこそ相談する価値があります。

 

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投資信託に潜むワナ – 銀行や証券会社は本当に投資家の味方なのか –

ただしPBは一般の方にとってハードルが高いのも事実です。多くのPBは資産を数億円以上持っているような富裕層が対象で、そのコンサルフィーも月に数十万以上必要とするなど、なかなか手が届かない存在です。

 

そこで、次にオススメできる資産運用のプロが、ファンド(ヘッジファンド/投資ファンド)になります。

ファンドも多くも富裕層を対象としており、最低出資金が1億円などというファンドも少なくありませんが、一方で、数百万〜1,000万円程度から出資できるファンドも存在しています。

 

そういった小〜中規模のファンドに投資することで、資産運用のプロの手法をそのまま自分の運用の中に組み込むことができるのです。

彼らは規模こそ大きくないものの、その投資手法・能力は、大手金融機関や大規模ファンドと遜色ありません。それどころか、小回りの良さを活かし、より高いパフォーマンスを実現することも少なくありません

 

 

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海外のファンドなどは最低出資金が1億円などと、なかなかハードルが高いものも多いですが、国内の小型ファンドであれば、数百万〜出資できるところも見つけることができます。

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