50歳からの資産運用 定期預金 iDeCo(イデコ)って何?今注目を集めるその”お得”な制度を徹底解説

iDeCo(イデコ)って何?今注目を集めるその”お得”な制度を徹底解説

金融商品は年々新しいものが登場してきますが、2017年から始まったものに「iDeCo(イデコ)」というものがあります。どういった商品なのかその制度と特徴を解説していきます。

定期預金
最終更新日:2017年09月10日

金融商品は、年々新しいものが登場してきますが、2017年から始まったものに「iDeCo(イデコ)」というものがあります。

 

 

字面を見ると個人的には「Suica」を思い出してしまいますが、どういった商品なのでしょうか?

順を追って解説していきたいと思います。

 

 

iDeCo(イデコ)はなぜ注目されているのか

 

iDeCo(イデコ)が注目されている理由を考えるにあたって、金融商品はどういう点に注目する必要があるかをまず考えてみましょう。

 

基本的には

・リスク
・リターン

の2つでしょう。

 

金融商品には様々な種類があります。

 

「預金」のように、元本保証でリスクは少ないけれど、資産はほぼ横ばいでリターンは限定的となってしまうもの。

「株」のように、元本保証ではないけれど、資産を大きく増やせる可能性があるもの。

「不動産」のように、リスクを取ってレバレッジをかける(銀行から借入する)ことによって運用額を大きくし、リターンを大きくしようとするもの。

 

それぞれのリスクやリターンの可能性は多岐に渡っています。

 

基本的にどの程度のリスクやリターンのバランスのものを選ぶべきかというのは、”自分の好み”で選べばいいと思います。

 

まず自分が気になる商品の「リスクはどれくらいあるのか」「リターンはどれくらいになりそうなのか」考えてみるのがいいでしょう。

 

そして、リターンを考えるときに裏技的な形でよく言われるものに「税金」があります。

 

投資にかかった必要経費を所得控除できる場合は、それによって減額された税金分もリターンとして考えるべきだというものです。

 

iDeCo(イデコ)が注目されている理由はこの税金面での優遇にあります。

では、どういう仕組みで税金を減らせるのでしょうか?

 

 

iDeCo(イデコ)とは個人型確定拠出年金のこと

 

iDeCo(イデコ)とは、「個人型の確定拠出年金」のことです。

個人で月々の掛金を支払い、積み立てることで、将来年金として受け取ることができます。

 

企業勤めの方は、企業型の確定拠出年金に入られている方も多いと思います。

 

これらは、いわゆる公的な年金にプラスして行う“私的”な年金になります。

 

要は、個人型確定拠出年金とは、「公的な年金だけじゃ足りないから自分でもプラスして積み立てるよ」というものなのです。

 

これが2017年から制度が変わり「iDeCo(イデコ)」という名前になりました。

 

今までは加入できる人が限定されていましたが、「企業年金等がある会社員」「公務員」「主婦」も加入できるようになりました。

 

それでは、iDeCo(イデコ)の詳細について見てきたいと思います。

 

 

iDecoの掛金について

 

iDeCoの掛金は月額5,000円以上で1,000円単位となります。

掛金の限度額はそれぞれの属性により異なります。

 

「企業年金等がある会社員」の場合は、企業年金等の加入状況によって掛金の限度額が異なりますので事前に確認する必要があります。

 

 

iDeCoでの運用方法について

 

iDeCo(イデコ)で運用できる商品としては

・定期預金
・投資信託
・保険商品

などがあります。

 

それぞれ金融機関によって扱っている商品が異なりますので、自身の好みに合った商品を取り扱っている金融機関にて取引するようにして下さい。

 

また、iDeCo(イデコ)での運用には当然「手数料」がかかります。

・加入時の手数料
・口座管理手数料
・受取時の手数料
・信託報酬   等々

 

これらの金額も合わせて考慮した上で、金融機関を検討するようにして下さい。

 

そして、注意しなければならない点として、運用する商品やその運用結果によっては受領できる年金が掛金総額を下回ることもあるという点です。

元本を棄損する可能性もあるという事を、必ず理解してから始めるようにして下さい。

 

 

受取方法について

 

iDeCo(イデコ)では積み立てた掛金を好きなときに受取れるわけではありません。

 

受給開始は60歳からとなります。また、加入期間によって受給開始年齢は異なります。

また、受取方法は「年金」もしくは「一時金」となります。

給付の方法についても自身のライフプランに合わせて加入時に検討しておくことが大切です。

 

 

iDeCo(イデコ)の3つのメリット

 

それでは、iDeCo(イデコ)メリットについて見ていきましょう。

 

1. 掛金が全額所得控除となる

掛金を全額「所得控除」と出来るので、節税メリットがあります。

概算になりますが、年収500万円の人が35歳から月々20,000円積み立てたとすると、累計1,200,000円ほどの節税メリットを受けられることになります。

 

 

2. 運用益が非課税

iDeCo(イデコ)では運用益が非課税になります。

本来であれば運用益に対して約20%の税金がかかりますが、これがかかりません。これは、大きなメリットの一つであると言えます。

 

 

3. 「退職所得控除」もしくは「公的年金等控除」を受けられる

一時金として受け取る場合は「退職所得控除」が受けられます。

また、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」が受けられます。

 

これらを上手く使えば非課税で給付を受けることができますので利用しない手はありません。控除額は決まっていますので、掛金の決定の際に必ず参考にするようにして下さい。

 

 

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iDeCo(イデコ)の概要について見てきましたが、節税というメリットがある制度であることは間違いありません。

 

しかし、同様に給付を受けられるのも60歳以降というのは避けられません。

30歳から積み立てするとしたら、30年間引き出せないということです。

 

30年あれば年間5%の運用でも、100万円が約430万円になる計算です。

 

仮にiDeCo(イデコ)で運用したとして掛金と同程度か多少のプラスにしかならないのであればあまりお得とは言えません。

それだけ、期間の効果は大きいのです。

 

どの金融商品で長期の運用をするかと言うのは、あなたの資産形成において非常に重要な要素となってきます。

まずはたくさんの選択肢を検討してみる事をおすすめします。