50歳からの資産運用 投資信託 ネーミングとPRで注目される投資信託に注意した方がいい理由

ネーミングとPRで注目される投資信託に注意した方がいい理由

投資信託のランキングは色々とありますが、実は上位にくるファンドの全てが優れているかというとそうではありません。投資の世界でも、他の製品と同様に、マーケティング・PRによって、人気を獲得したものが少なくないのです。
投資ランキングを参考にする際には、きちんと一つ一つの中身まで精査するようにしましょう。

投資信託
最終更新日:2019年01月10日

投資信託にはランキングがある

 

投資信託をいろいろと調べていると、ネットには様々なランキングがあることがわかります。

純資産総額や騰落率、手数料などのランキングはわかりやすいですが、「人気」ランキングのようなものを参考にする際には注意が必要です。

参考:【2018年版】人気のファンドはどれ?投資家注目の20の投資信託を、ランキング形式でご紹介!|Founder
https://found-er.com/column/investment/5322/

ランキングには参考になる情報が盛りだくさんであり、例えば、このランキングで1位につけている「ひふみ投信」など、名実ともに今日本で最も”アツイ”投資信託でしょう。

 

純資産総額の増え方から垣間見える人気具合もそうですし、騰落率も素晴らしいものがあります。

運用会社であるレオス・キャピタルワークスも上場するなど、企業としての業績も素晴らしいものがあります。

 

このように、銘柄選びの際に頼りになるランキングですが、ときにこのランキングの中に、PRやマーケティングに特化することで、中身もないのに上位に食い込んでくるものがあります。

そういった投資信託を選んでしまうと、思ったような利益が得られないかもしれません。

 

 

要注意!ランキング上位にはPRが上手いだけのものも

 

上記のランキングで4位につけている「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」を見てみましょう。

このファンドを丁寧に紐解いてみると、TOPIXに連動するように組まれた、極めて一般的なインデックスファンドであることがわかります。

確かに、手数料は

◼︎ 購入時手数料:無料
◼︎ 運用管理費用(信託報酬):年0.1728%(税抜0.16%)
◼︎ 信託財産留保額:なし

と割安ではありますが、インデックスファンドは基本的にアクティブファンドと比較して割安なので、これだけを理由に、5,000を超える投資信託の中で4位に入るとは思えません。

 

この投資信託が優れているのは、名称に「DC(確定拠出年金)」「つみたてNISA」「日本株」「インデックスファンド」という、投資初心者が食いつきたくなるようなキーワードが数多く盛り込まれている点です。

これらのキーワードはいずれも、投資の初心者に人気のもので、

「DCで運用したいと思っている人」
「つみたてNISA対応のものがいいと考えている人」
「日本株で運用したい人」
「低コストのインデックスファンドに投資したい人」

の、どの人にもこのファンドは対応しているということが一目でわかります。

 

この人気のキーワードを多分に盛り込んだネーミングこそが、同ファンドが人気を博している要因であり、マーケティングを成功させた結果ランキング上位を勝ち取ったのでしょう。

※あくまでも筆者の個人的な見解です

 

このように投資家への「見栄え」を重視した投資信託は少なくありません。その最たる例が「テーマ型の投資信託」でしょう。

 

テーマ型ファンドは、特定のテーマに沿った投資戦略で運用する投資信託です。ですが、その多くはPRにお金をかけ、運用よりも資金調達を重視ししたものとなってしまっています。

関連ページ:流行のテーマ型ファンドはなぜ損をするのか?人気No.1の投資信託が抱える問題点を徹底解説

 

投資ビギナーを惹きつけようと、様々なPR合戦が行われてしまっているのです。ランキング上位に位置しているからといって、本当に優良な(質の良い)ものなのかどうかは注意する必要があります。

 

 

ファンドを選ぶときには、中身までチェックする

 

ファンドのランキングは様々ですが、その中にはマーケティングやPRが上手いだけで上位に名を連ねるようになったファンドも少なくありません。

もちろん、ランキング上位のファンドは、レベルの高い運用をし、安定して高利回りを記録しているものの数多くあります。ですが、その全てが信頼できるものとは限らないので注意が必要です。

 

当サイトでもおすすめのファンドをランキング形式で紹介していますが、もちろん一つ一つのファンドを独自に調査・分析し、評価した結果をまとめています。

投資先を検討する際には、栄え(名称や知名度)だけでなく、その中身(運用の質)まできちんと確認するようにしましょう。

おすすめファンドランキングはこちら