50歳からの資産運用 投資信託 投資信託の正しい買い時&売り時は?買い増しと解約のタイミングを見極めて安定した運用をするコツとは

投資信託の正しい買い時&売り時は?買い増しと解約のタイミングを見極めて安定した運用をするコツとは

投資信託で資産運用を始めたはいいものの、どんなタイミングで売ればよいのか(利確 or 損切りをするのか)がわからずダラダラと長くほったらかしにしてしまう人は少なくありません。
アセットマネジメント会社が運用してくれる投資信託ですが、きちんとしたタイミングで購入と解約をしなければ、確実な資産形成をすることはできません。
そこで今回は、投資信託の正しい売買のタイミングについて考えていきたいと思います。

投資信託
最終更新日:2018年05月12日

投資信託は試算価格を超えたら即売る

 

そもそも、投資信託を買うときに「今後、これくらい値上がりしそう(〇〇円くらいの価値がある、〇〇円になるだろう)」という試算(予測)をしているはずです。

試算の根拠としては、

・企業の業績
・資産状況
・業界の成長率
・経済成長率

など様々でしょうが、例えば10,000円の投資信託を購入する際には、「今後12,000円まで上がるだろう(12,000円の価値があるだろう)」などと見積もりを立てて購入しているはずです。

 

そのため、既に購入した投資信託を解約するタイミングは、予め予測(見積もり)をした想定価格を超えたときということになります。

 

例えば、急に価格が高騰して10,000円で購入したものが、15,000、18,000と値上がりすることもあるでしょう。

こうなってくると「もう少しまてば20,000円(2倍)になるのではないか!?」と期待をしてしまいたくなりますが、見込み価格(当初の想定)が12,000円なのであれば即売るべきでしょう。

 

急激な価格の高騰は、マーケットの勢いなどによって“一時的”にもたらされているものにすぎません。

「期待を上回ってラッキー」くらいに捉えて、早めに利益確定することをオススメします。

 

このとき大切なのは、購入時の価格に振り回されないことです。

「買った時よりも上がる/下がる」というのは、”その人(あなた)”にとってのタイミングでしかありません。

 

投資信託は、正しい価格(適切な価格)に収束するので、その適正価格に対して上回っている or 下回っているの売買の判断基準にしましょう。

 

これは投資信託の価格が下がっているときも同様です。

購入時より値段が下がってくると

「価格が戻るまで待つか?」
「もっと下がりそうだから早く損切りしようか?」

と、購入時の価格と比較して、利益/損失がどうこうと考えてしまいがちです。

 

しかし、本来は、あるべき価格(適正価格、見込み価格、想定価格)に対して、上回っているか下回っているかをベースに判断すべきであり、あなたの利益と投資信託の価格推移は一切関係がありません。

常に「適正価格はいくらなのか(最終的にいくらくらいになる見込みなのか)」を売買の判断基準にしましょう。

 

 

状況の変化に合わせて売買する

 

投資信託は、基本的に、

・適正価格を下回っている(今後値上がりしそう)
・適正価格を上回っている(今後値下がりするかもしれない)

という2つのパターンによって売買の判断をするものですが、もう一つ、状況の変化に合わせて考えなければならないということがあります。

 

状況(環境)が変化すると、投資信託の価値(想定価格、見込み価格)も変わります。

 

例えばアメリカのTPPへの参加可否などは、経済全体に与える影響も強く、ニュースの前後で見直しを図った方が良いでしょう。

(10,000円で購入し)、当初12,000円まで上がると予想していたものが、15,000円に上方修正されたなら、13,000円になっても売却(利確)することなく保有し続けても良いでしょうし、予測が10,500円に下方修正されたなら、11,500円で慌てて売らなければならないかもしれません。

 

そもそも「上がる」と予想していた銘柄(業界など)の環境が、非常に悪い方向に働き、値が下がっていようと今すぐに損切りしなければならないかもしれません。

 

投資信託の売買のタイミングは、その投資信託の価値(適正価格、見込み価格)に依存します。

その価値そのものが変化する可能性のあるタイミングでは、必ず試算し直して、売買が必要かどうか確認しましょう。

 

そしてもう一つ、投資信託そのもの(やそれに影響を与える環境)の変化以外に、投資信託の売買を考えなければならないのは、自身の環境の変化です。

 

投資をする際には、必ずご自身の計画の元に運用を進めているかと思います。

例えば、

「年間で10%の利益を目標とする」
「なるべくリスクを小さくし、小さくても確実なリターンを狙う」
「常に利益率のいい銘柄を選定し、5年で3倍にする」

などといったものです。

 

この”計画”に基づいて、資産運用のポートフォリオを組成しているかと思います。

例えば、

「手堅く運用したい人は、低リスクの銘柄を85%、高利回りが狙える銘柄を15%」
「より大きな利益を狙いたい人は、年10%ほどの利回りが狙える銘柄を60%、爆発的に高騰しそうな銘柄を40%」

などといったように、求めるリスクとリターンのバランスに応じて、ポートフォリオの内訳を設定しているかと思います。

 

しかし、この“計画(資産運用における目標)”そのものが見直される場合があります。

 

宝くじが当たって、突然大きな資産が舞い込んでくることもあるでしょう。

体調を崩してしまい、まとまった資金が必要になることがあるかもしれません。

 

そのような”ご自身の”置かれている環境によって、資産運用に求める目標自体が書き換わることがあります。

 

そんな時は、もちろんポートフォリオのバランスを見直し、それに応じて投資信託を売買して、適切なバランスに整えなければいけません。

例えば、リスクをとった運用をする必要がなくなった場合には、高利回りを狙う銘柄はポートフォリオから外してしまって(解約・売却して)よいでしょう。

 

このように、

・投資信託そのものの価値(適正価格) 
・自身の運用の計画(求めるリスクとリターンのバランス)

に変化が起きたような時には、投資信託の売買を考えなければいけません。

 

 

売買のタイミングの見極めは難しい

 

ここまで説明してきたように、投資信託の売買は、見込みの価格(価値)によって判断する必要があります。

 

しかし、その「投資信託の適正な価格(〇〇円まで上がりそうだという見込み)」の見極めこそが最も重要であり、非常に難しいのです。

 

冒頭で述べたように、投資信託(や株)の評価は、企業の業績、資産状況、業界の成長率、経済成長率などといった様々な要素が絡んできますし、その算出方法が複雑なだけでなく、これらの要素は日々変化しています。

また、この他にも、ファンドマネージャの交代や、純資産総額の増減など、投資信託の評価に影響を与える要素は多岐に渡ります。

 

大きな変化(経済ニュースになるような事柄)であれば、気にして対処することもできますが、投資信託に含まれる様々な株式の状態を性格に把握することは、とても現実的とは言えません。

 

投資信託は、売買のタイミングも非常に重要な課題ではありますが、そもそも

「どの投資信託を買えば良いのか(値上がりする銘柄はどれか)」

を見極めるのは簡単なことではなく、知識や経験が必要だということを理解しておきましょう。

 

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