投資信託の仕組み
出典:投資信託協会ホームページ
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/scheme/
投資信託は3つの役割によって運営されています。
・運用を行う会社
・販売を行う会社
・信託銀行など資産を管理する会社
運用会社は、投資信託という商品を作るいわばメーカーです。
販売会社は、証券会社や銀行などで、投資信託を販売する窓口となります。
管理会社は、運用会社の指示を受けて実際に株式の売買など、資産の管理を行います。
例えばカップラーメンで考えると、どういうカップラーメンを作るかを運用会社が企画し、管理会社がカップラーメンを製造する工場の役割を果たし、販売会社が小売店のように一般向けに販売する窓口となります。
運用会社の重要性
管理会社は全て運用会社の「指示に従って」売買を行います。
つまり、投資信託が利益を生むかどうかは、運用会社の指示次第となります。
投資信託は、運用会社が販売会社に提案し、商品化されるケースが多いです。
カップラーメンの例で行くと、「新しく抹茶味のカップラーメンを作ったので販売してください」と小売店である販売会社に相談するといった形です。
したがって、販売会社が取り扱わなければ日の目を見ることができないため、販売会社の方が運用会社より立場が強いことが多くなります。
そのため、運用に関して販売会社の意向が入ってしまうこともあります。「この株式を売りたいから、投資信託に組み込んでくれ」といったようにです。
さらに、運用会社は販売会社のグループ会社であることも多く、販売会社からの出向者や新人がファンドマネジャーを務めることも珍しくありません。
投資信託の運用は利益を上げることを目的とされておらず、販売会社の都合など組織的な理由が大きい運営となっています。
そのため、利益を上げやすい構造とは言えないというのが現実です。
➡︎ 関連ページ:投資信託だけは買ってはいけない3つの理由 − 金融のプロはどうやって儲けているのか
ファンドーマネジャーをプロとは呼べない2つの理由
運用を行うファンドマネジャーがどんな人物かは、投資家にとって、非常に重要な問題です。
銀行や証券会社などの販売会社から話を聞けば、運用のプロと紹介されることでしょう。
しかし、これは必ずしも正しいとは言えません。
ファンドマネージャーを運用のプロとは呼べないのには、大きく2つの理由があります。
理由1. 投資信託のファンドマネジャーはただのサラリーマン
「運用のプロ」とはどのような人たちでしょうか。
管理人の考えでは資産運用により生計を立てることができる人です。
投資信託のファンドマネジャーはこの条件に該当しているでしょうか?
答えは「NO」です。
彼ら(投資信託のファンドマネジャー)は運用会社に勤めるサラリーマンであり、会社から給料をもらって生活しています。
彼らは、運用が上手くいこうが失敗してしまおうが、きちんと会社から給料がもらえ、生活に困ることはありません。
そういう意味で彼らは運用のプロとは言えないでしょう。
理由2. 利益を上げるインセンティブ(メリット)がない
投資信託には、成果報酬がありません。
売れば手数料が入る仕組みとなっているものが多く、売れた後の運用は重要視されていません。
そのため、先ほども述べたように出向者や新人がファンドマネジャーを務めているのが現実です。
もちろん、経験豊富な人物が務めることもありますが、成果報酬がないため利益を上げることに対するインセンティブがありません。
これは、投資家からすると大きな不安材料と言えます。
資産を預けるべき運用のプロとは
投資信託が、運用で利益を上げるという観点から見ると頼りないことをご理解いただけたかと思います。
それでは、いったいどういった商品に投資すればいいのでしょうか。
管理人がおすすめするのはヘッジファンド(投資ファンド)への出資です。
ヘッジファンドのファンドマネジャーは資産運用により生計を立てており、報酬形態も「成果報酬」が中心で、まさに運用のプロと言えます。
ヘッジファンドを初めて聞いたという方に向けて、ヘッジファンドがどんなものなのかを以下のページで解説しているので、興味のある方は是非参考にしてみてください。
関連ページ
➡︎ 個人投資家こそ絶対に選ぶべき ファンドへの投資とは
➡︎ ヘッジファンドを徹底解剖!世界の富裕層に選ばれる投資の世界を知る
➡︎ ヘッジファンドを徹底検証!!資産運用のプロに対する誤った認識
➡︎ トップ3を徹底検証!! 注目のファンドを独自の評価でランキング【2022年】