世の中に「ファンド」と名の付くものは溢れています。
管理人も良く知人からファンドに関する相談を受けますが、残念なことに中「詐欺ではないか?」と疑ってしまうファンドがあることも事実です。
現に怪しいファンドに出資したがために資産を失ってしまう方は後を絶ちません。
結局のところ投資は自己責任です。自分の資産は自分で守る必要があります。
そのためにも、最低でもこれだけは絶対に抑えておくべきという怪しいファンドの見分け方を3つ紹介します。
ファンドを見分ける3つのポイント
見分け方① 株などの金融商品に投資をするファンドを選ぶ
世の中にはファンドと名の付くものは数え切れないほどありますが、基本的な仕組みは共通しています。
まず、複数の投資家から出資金を募ります。それを元手として株などに投資を行い、得た収益を投資家に配当します。
ここで、株”など”と書きましたが、実は世の中には様々な商品に投資をするファンドがあります。
例えば、「牛に投資をするファンド」や「電力事業を行うファンド」、中には「お墓に投資をするファンド」まで、その種類は実に様々です。
これらは、牧場運営や電力販売を行うビジネスに出資していると言えます。
株や不動産などの金融商品と比較すると、ビジネスの収益性を評価することはとても難しいです。
そのため、基本的にはビジネスを投資先とするファンドは避け、株などの金融商品を対象とするファンドを選ぶべきです。
もちろん、畜産業に詳しければ事業内容をしっかり聞いて牛に投資してもいいですが、普通の方はそうではないと思います。
現に私が聞いた牛のファンドやお墓のファンドも上手くいかず、破たんしてしまったようです。
やはり、一般的な株などの金融商品を投資先とするファンドを選ぶことが重要です。
見分け方② 将来のリターンを約束しているファンドは要注意!
多くの方が心惹かれてしまうのが、年利を約束されることです。
「年利20%は約束します」とか「絶対に儲かります」などといった甘い言葉です。
年利が約束されているのは預金や、債券などの数少ない金融商品です。
さらに、それらは元本が保証されている分、年利はとても低いのが一般的です。
年利20%確実な金融商品などまずないと考えてよいでしょう。投資という行為の性質上、本来年利を保証することはできません。
どれだけ綿密な投資戦略を実行したとしても、金融商品の価格はマーケットに影響されてしまいます。
投資の世界ではどんなに優秀なファンドマネージャーであっても、未来の運用成果を100%保証することは不可能なのです。
見分け方③ 中長期的な戦略や目標があるファンドを選ぶ
短期間で収益をあげようとするファンドは避けたほうが良いでしょう。
どんなに緻密に戦略を練ったとしても、投資には不確実性が必ずつきまといます。
そのため、短期で取引を行うと運に左右される部分が多くなりギャンブルに近くなってしまいます。
これを避けるためには、中長期で運用していく必要があります。長い期間で利益を出すという投資戦略のファンドを選ぶべきです。
短期で配当を行う例だと、「ポンジ・スキーム」という詐欺の手法があります。
これは、出資金で運用は行わず、既存の投資家に配当金を支払うために、新規の投資家からの出資金を用います。新規の投資家を集め続けられる限り、この手法は破たんせずあたかも運用を行っているかのように見えるのです。
しかし、実際には運用を行っておらず自転車操業なため、気付いた時には投資家のお金はなくなっています。
過去にあった実際の事件だと、米ナスダックのバーナード・マドフによる詐欺事件が有名です。その被害総額はなんと50億ドルとも言われています。
信頼できるファンドとは
ここまで信頼できるファンドの見分け方を説明してきました。とはいえ、いきなり自分自身で選ぶのは難しいでしょう。
そこで、当サイトでは、管理人が投資銀行時代の人脈や経験を活かして実際にコンタクトを取ったファンドをランキング形式で紹介しています。
私自身が出資しているファンドもありますのでぜひ参考にしてみてください。