50歳からの資産運用 資産運用 全てコンピュータに任せる未来が来る?外資系の金融マンが考える、IT時代に最適な資産運用とは

全てコンピュータに任せる未来が来る?外資系の金融マンが考える、IT時代に最適な資産運用とは

インターネットやスマートフォンアプリを通じて提供される資産運用支援サービス「ロボ・アドバイザー」
新しいサービスのの登場により、対面のコミュニケーションで資産運用をする時代は、終わりを迎えるのでしょうか?

資産運用
最終更新日:2017年07月13日

注目を集めるロボ・アドバイザー

「ロボ・アドバイザー」というサービスを耳にしたことがあるでしょうか?

 

これは、従来の証券会社や投資顧問会社に所属する、いわゆるファイナンシャル・プランナーではなく、インターネットやスマートフォンアプリを通じて提供される資産運用支援サービスのことです。

 

投資家は、年齢・年収・投資経験・投資期間・投資目的・リスク許容度などをオンラインで回答し、それを元に投資家の適正を判断したアルゴリズムが自動的に最適な運用商品を選択してくれます。

結果的に、投資家は対面で人に会うことなく自分の資産を自動的にコンピュータに運用してもらうことが出来るのです。

 

このロボ・アドバイザーという事業領域に関しては、2009年以降、すなわち金融危機の以降に発展してきた歴史があります。

リーマンショックにより自身の財産を失った客層が、もう人間のファイナンシャル・アドバイザーの言うことなど信用出来ないと考え、そこで人間ではなく「ロボット」によるアドバイシングというアイデアが現実味を帯びたのです。

 

 

ロボ・アドバイザーは役に立つのか?

このロボ・アドバイザーというものがどれだけ意味があるのかという点においては、実は金融関係者の間では非常に物議を醸しています。

これまでお客さんとの対面のやりとりによりファイナンシャル・アドバイザーとして生計を立てて来た人達にとってこのロボットの存在は脅威ですので、彼らは「たかだか機械に適切な資産運用のアドバイスが出来る訳がない」と言います。

 

しかし、ファイナンシャル・プランナーやファイナンシャル・アドバイザーの実状を知っている管理人からすると、ロボ・アドバイザーの台頭は非常に顧客にとって意味のあることのように思えるのです。

それは、これまでのファイナンシャル・アドバイザーが、顧客に対して大した価値を提供してこなかったと思われるからです。

 

例えば、「現在40歳で手元に1,000万円があるが、これを高いリスクに晒すことなく年間3%程度で運用したい」という顧客がいたとして、これに対して一般的なファイナンシャル・アドバイザーの提案は、せいぜい「買付手数料の低いインデックス型の投資信託を買いましょう」とかその程度でしょう。

お客様の満足の為に、と謳っていますが、実際に彼らの提案はと言えばそれくらいのものです。

 

投資家の元手やリスク許容度から適切なETF(上場している投資信託)を割り出すことなど、正直、機械でも出来ます。むしろ、機械の方が適切なものを探せるのではないでしょうか。お

客さんの言っていることやザックリとした投資の意向にそって、それらしい商品を並べることなど、誰でも出来るのです。

 

このように、価値の低いファイナンシャル・アドバイザーや、専門知識のない証券会社の営業担当者が、今後駆逐されていくと考えるのであれば、ロボ・アドバイザーの登場には一定の価値があるのではないかと思われるのです。

価値のないアドバイスを、価値があるかのように売るのは良いとは言えません

 

ロボ・アドバイザーといった資産運用をコンピュータが代行していくサービスが流行ることにより、本当に顧客の為になる資産運用支援のサービスとは何なのかを、改めて金融関係者が考え直すべきでしょう。

 

 

有益なサービスを見極めるためには

私自身はこのサイトでファンドの分析や紹介を行っていますが、ヘッジファンド(投資ファンド)と言っても本当に様々であり、中には全く価値のない投資を行っているような会社もあります。

 

それこそ、ファンドを名乗ってはいるものの、やっていることと言えば「国内の適当な株式を持っているだけ」というような会社もあるのです。

こういった会社は、お客さんのためにならないので決して良いファンドとはいえないでしょう。

 

ファンドを見極める際は、どのような視点からどのような株を持っているのかということに加え、自分で株を保有している会社に対して、株主としてどのような働きをしてきたのかという点も合わせて確認してみると良いと思います。

 

これは「アクティビスト投資」と言われる能動的な投資手法なのですが、それなりのファンドであればただ持つだけでなく何かしら能動的な働きかけをしているはずです。

そしてそれが、ファンドとしての価値の大きな部分を占めるだろうと管理人は考えています。

 

資産運用のアドバイザーを選定する時も、自分のお金を預け入れるファンドを選定する時も、やはり「相手の言っていることや、やっていることが、本質的に価値のあることなのか」という視点は絶対に忘れてはいけません。

様々な情報の入り乱れる時代ですが、是非、本当に意味のある、価値ある投資方法を採用しましょう。