50歳からの資産運用 BMキャピタル 個人投資家にヘッジファンドは難しい?何かと話題のBMキャピタルを徹底検証する

個人投資家にヘッジファンドは難しい?何かと話題のBMキャピタルを徹底検証する

資産運用の手段の一つとして「ヘッジファンド」が候補に上がることもあるかと思いますが、その際に「ファンド=怪しい」というイメージを持つ人もいるのではないかと思います。
仮に、そのファンドが優良なものであった場合、不必要に敬遠してしまうと、それは大きなチャンスを逃すことにもつながります。
ここでは、人気ランキングでも上位によく名前が出てくる「BMキャピタル」に焦点を当てながら、ヘッジファンドが怪しいものなのか徹底的に検証していきたいと思います。

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最終更新日:2023年01月10日

ヘッジファンドが怪しいと言われてしまう背景

 

まずは、世間一般にヘッジファンドが怪しいと言われてしまっている背景から考えていきたいと思います。

なぜヘッジファンドはこれほどまでに敬遠されてしまうものになってしまったのでしょうか。

そこにはどの程度の根拠があるのか確認していきましょう。

 

詐欺を働くファンドがある

「ヘッジファンド=怪しい」と思われてしまう最大の理由はやはりこれでしょう。

過去に「ファンド」をうたって多くの投資家から資金を調達し、そのまま持ち逃げしてしまうと言うような詐欺を働いたファンドが数多くありました。

 

これは、ヘッジファンドが出資者(投資家)と直接の接点を持つことや、ファンドごとに自由な運用の手法を確立していることを利用した悪質なものであり、ファンドに関する情報が広く世間に広まるのはこういった「事件」がニュースになったときでした。

そのため「ファンド=詐欺=怪しい」というイメージが生まれてしまったのでしょう。

 

ですが、一部のファンドが悪だったからといって、当然のことながら、全てのファンドが詐欺ファンドというわけではありません。

一部の不良のイメージによって、業界全体が風評被害を受けてしまっているような状態にあります。

 

ここがポイント!

ニュースになるような一部のファンドのイメージによって、偏見を持ってしまわないよう注意しましょう。

 

 

金融庁の認可を受けていないものもある

ヘッジファンドは、その性質上金融庁に「金融商品取引等業者」として登録されていないものも少なくありません。

「金融庁の認可を得ていない=怪しい!」と考えてしまう人もいるかもしれませんが、これにはきちんとした理由があります。

 

投資信託のように、「公募」の証券として、広く一般に広告を出し、たくさんの投資家から資金を募集するものは金融庁の認可を受けなければなりません。

また、それらを取り扱う銀行や証券会社等も金融庁に登録する必要があります。

 

「金融庁に登録されている方がいいじゃないか!」と思う人もいるかもしれませんが、認可を受けるためには運用の内容を公開し、また決められた範囲内にリスクを抑えて運用しなければならないという”制約”が生まれます。

 

つまり、どんなに収益性の高い運用方法があったとしても、自由に運用することができないのです。

 

一方で、認可を受けなければ、投資に対する制限もないため、ファンドごとに自由に運用することができます。

これこそが、各社ごとに独自の投資手法・運用戦略があり、絶対収益を追求するヘッジファンドならではのポイントであると言えます。

 

ヘッジファンドは「私募」という制約を受け、金融庁のお墨付きを得ない代わりに、それぞれが自由な運用をすることで高い収益性を誇っているのです。

「私募」であることによって科される制約については、次でも詳しく解説します。

 

ここがポイント!

むしろ「金融庁の認可=信頼できる」とも限りません。

警察官を名乗る詐欺師も大勢います。表面的な肩書きなどで、安易に判断しないよう注意しましょう。

 

情報が限定されている

先述の通り、ヘッジファンドは「私募」なので、広く一般に広告を打つなどして出資を募ることができません。

基本的には、ファンド関係者からの口コミや紹介、投資家からファンドへの問い合わせによって資金を調達しています。

 

したがって、そのファンドについての情報を探しても、なかなか詳しく知ることはできず「実態がわからない」「正体不明」などといったイメージがついてしまうのだと思います。

 

金融庁による認可を受けていないヘッジファンドが「私募」という制約を科されている理由には、金融リテラシーの低い一般の投資家が、リスクの高い(かもしれない)金融商品への接触する機会を限定するためです。

 

ヘッジファンドは、自由な投資をする反面、リスクのある運用をものも少なくありません(ヘッジファンドの全てがリスキーというわけではありません)。

投資があまりメジャーなものではなく、国民全体の金融リテラシーが低いと言われてしまっている日本ならではの措置とも言えます。

 

ここがポイント!

「よくわからない」といって視野を狭めてしまうと、思わぬ機会(チャンス)を失うことにもなりかねません。

この機会にまっさらな視点で、色々と知見を広めてみてはどうでしょうか。

 

 

ヘッジファンドを見極めるポイント

リスク・リターン

ヘッジファンドは、投資商品であり運用すれば利益が得られる”可能性”がある代わりに当然のことながらリスクがあります。

投資に「絶対儲かる」はありません。リターンを得たいなら、それ相応のリスクを覚悟しなければなりません。

 

なので、ヘッジファンドの話を聞く場合には、リスクとリターンについて確認してみてください。

「少しでもリスクを抑えた運用をする」
「高いリターンを目指します!」

といっているものはOKですが、

一方で

「元本保証で運用します」
「年〇〇%のリターンを保証します」

といったパフォーマンスをアピールするファンドはまず間違いなく怪しいと考えて良いでしょう。

 

ここがポイント!

投資に絶対はありません。

元本保証をアピールするファンドは詐欺の可能性が十分にあります。リターンを確約するファンドにも要注意です。

 

一方で、きちんとリスクを説明してくれるファンドには誠意があり信頼できます。

 

最低出資金

ヘッジファンドは私募のため、少数の限られた投資家から資金を調達することになります。

もちろん数人レベルではなく、数百人レベルではありますが、ファンドとして運用していくためには、数十億円〜数百億円の資産を用意したいところです。

 

そのためには、1人(や、1法人)の投資家から、ある程度のまとまった金額を出資して貰わなければなりません。

 

そのため、ヘッジファンドは、最低出資金のハードルをある程度高く設定しています。

最低金額が1,000万円というファンドも少なくありません。

 

一方で、詐欺ファンドであれば、実際には運用をしていないものがほとんどのため、数十億円もの資金は必要ありません。

預かった資産をそのまま持ち逃げするのであれば数億円もあれば十分でしょう。

 

したがって詐欺ファンドの場合は、出資金額が一口10万円や数十万円程度の小口から出資を募っています。少額をササッと集めてすぐにトンズラするのです。

「私募」のファンドにも関わらず、最低出資金のハードルが低すぎるものにも注意が必要です。

 

ここがポイント!

とにかく投資家(資金)かき集めているようなファンドには注意しましょう。

きちんとしたファンドであれば、むしろ投資家を限定し、条件や審査が必要な場合もあります。

 

BMキャピタルを検証する

 

ヘッジファンドについて、一般的なイメージや注意点について解説してきましたが、正直なところ、良いファンドもあれば、悪いファンドもある、といったところが現実です。

なので、ヘッジファンドについて考える場合には、一括りにせず、個々のファンドをきちんと検証しなければいけません。

 

そこで、今回は、様々なランキングでも常に上位に名を連ねるBM CAPITAL(BMキャピタル)を検証してみたいと思います。

様々な噂や憶測が飛び交っていますが、実際のところどうなのでしょうか。順を追って確認していきましょう。

 

BM CAPITALとは

■ 会社名:ビーエムキャピタル合同会社
■ 所在地:〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1
■ 最低出資額:1,000万円
■ 主な投資戦略:バリュー投資、アクティビスト投資
■ URL:https://bmcapital.jp/

 

 

リターンと出資のハードルから考える

BMキャピタルの過去の運用実績を見ると

・年平均10%超え、直近4年で2倍
・マイナスになることがほとんどない

などの様々な情報があります。

 

公式に発表されている情報が少なく、この辺は私募ファンドの歯痒いところですが、「私募」のルールを外れることなく変に広告活動をしていない点は評価できるでしょう。

 

詳しいことは、実際に問い合わせて確認してみないことには分かりませんが、「絶対に儲かる」「元本保証」などといったNGワードを目にすることはないので、その点は安心かと思います。

 

また、最低出資金についても1,000万円に設定されており、この点についてもきちんと運用するファンドであることを裏付けていると思います。

少なくとも、ここまでの情報で詐欺と言えるような点はありません。

 

 

出資スキームのカラクリ

もう一点、BMキャピタルについて不安視されるのが「出資スキーム」です。

BMキャピタルは、合同会社であり、出資の際には、合同会社社員持分を販売しています。

 

これは株式会社における、株式を直接販売しているようなものですが、

「社員持分の販売を出資とする」というスキームに馴染みがないため、この方法が違法行為なのではないかという憶測を呼んでいます。

 

ですが、この出資のスキーム(仕組み)は、金融庁も認めている適法なものです。

金融庁の認可を受けていないとは言え、それは公募での販売を制限されているに過ぎず、自己募集をするヘッジファンドであっても、金融庁の調査から外れているわけではありません。

あくまでも、「投資運用業」や「第二種金融取引免許(通称:二金)」を取っていないだけで、監視の対象から外れているわけではないのです。

 

この点においても、BMキャピタルは安心して出資できるファンドだと言えるでしょう。

 

【BMキャピタルまとめ】

「私募」である以上、情報は限定的だが、一方で詐欺のような怪しさも少ない。

スキームも適法であり、問題はないと言えるでしょう。

 

運用手法や過去のパフォーマンスについては、直接確認するのが良さそうです。

出資を検討する場合は、BMキャピタルのページより問い合わせてみてください。

 ➡︎ BMキャピタルの公式ページはこちら

 

まとめ – ヘッジファンドは怪しいのか – 

 

ヘッジファンドの中には怪しいものもありますが、だからと言って一概に全てのファンドが詐欺というわけでもありません。

一般に、ヘッジファンドは、出資のハードルこそもあるものの高いパフォーマンスが期待できる優れた資産運用機関です。

 

少なくともBMキャピタルは安心して出資できるファンドの1つだと言えると思います。

具体的な運用の中身や、期待できるパフォーマンス(リターン)については、問い合わせて直接確認してみてください。

 

※私募のヘッジファンドは、証券会社などではなく、直接問い合わせなければいけません。より詳しい情報を得るためにも、興味があるファンドには積極的に問い合わせてみましょう。

 ➡︎ BMキャピタルの公式ページはこちら

 

その他にも、注目されているヘッジファンドは数多くあります。

ここで検証したようなポイントに気をつけながら、頭ごなしに否定し敬遠することなく、ぜひ多くの選択肢に目を向けてみてください。

▼おすすめファンドランキングはこちら