50歳からの資産運用 資産運用 資産運用はいつから始めればよいのか?20代に向けた投資の手引き

資産運用はいつから始めればよいのか?20代に向けた投資の手引き

老後の生活が不安視されていますが、その勢いは若年層にまで拡がっています。
不安を解消するためには、資産運用が有効だと言われていますが、ではいくつ(何歳)ぐらいから運用を始めるべきなのでしょうか。

資産運用
最終更新日:2017年07月13日

若年層までが老後に不安を感じている

 

近年、20代や30代の若者層においても、老後の生活を不安視する声があがっています。

財団法人生命保険センターのある調査によると、不安になる原因として「公的年金の給付額の減少」(79.0%)、「老後の生活資金の準備」(56.5%)、「公的年金の支給開始の遅れ」(56.4%)などが挙げられています。

 

下図の通り、年金受給者の割合が現在の割合に対して50年後には倍以上になるというデータが出ています。


出展:投資信託協会
https://www.toushin.or.jp/start/why/

 

そういった背景を踏まえ、老後の生活が非常に心配であると答える若者層の割合も20年前と比べると倍になっています。

 

 

 

お金が増えない時代になった

 

高度経済成長の時代においては、好景気のおかげで金融の世界においてはただ銀行に「お金を預けている」だけでも資産が増えていました。

 

ところが1990年代のバブル崩壊により、状況は大きく変わります。

地価や住宅価格の急落などにより不良債権が拡大し、大手金融機関も相次いで破綻に追い込まれてしまいました。

 

これにより戦後初のマイナス成長を余儀なくされ、日本銀行はゼロ金利政策を敢行します。そうしてかつての「ただお金を預けているだけで資産が増えていった」時代は終わり、超低金利時代が到来しました

 

このように貯金だけでは資産が増えない上に、国の社会保障に頼れなくなる可能性が高い今日では、老後の生活のために今のうちから貯蓄以外の手法で資金繰りをしていかなければならないという考えに至る方もた大勢いらっしゃいます。

 

 

 

資産運用はハードルが高いのか

 

しかし、老後のための資金繰り、すなわち現在の資産を運用する必要があると考えを持っていたとしても、話が漠然としすぎていて、実際には資産運用とはどうすればいいのかわからず途方に暮れてしまっている方も少なくありません。

ギャンブル性のあるものと考えてしまい、自資産運用は「ハードルの高いもの」と感じてしまっている人が多いのが実情です。

 

東海東京証券が全国20~69歳の男女500人に「資産運用に関する意識調査」 を実施したところ、

「素人には難しい、難しそうだから」
「十分な知識・経験がないから」と知識・経験不足を危惧する声が上位を占め、
『非常にあてはまる』『あてはまる』の合計で70%を超えました。

 

はたして、本当に資産運用はこのようにハードルが高いものなのでしょうか?

 

資産運用の手法にはたくさんの種類があります。

株式投資、不動産投資、個人向け国債、投資信託など様々な金融商品が挙げられますが、そのどれもが一様にギャンブル性が高くやり方が難しいものかといわれると、そうではありません

 

例えば株式投資、これが資産運用と聞いて一番最初にイメージさせれるものかもしれませんが、これは確かにハードルが高いでしょう

株式投資で利益をあげるためには、株に対する正しい知識とノウハウが必要なのです。

そのような知識やノウハウがなく、かつ会社勤めをしている方が四季報や日々目まぐるしく変わるチャートを見つめながら運用していくことは並大抵のことではありません。

 

では、資産運用において知識やノウハウという側面でハードルが低いものとして挙げられる「投資信託」はどうでしょうか?

株式投資では自分が選択した銘柄によって利益をあげる必要がありますが、投資信託では資産運用のプロが投資家から集めた資金をもとに運用を行い、その上で利益が出た場合は、投資金額に応じて利益が分配されます。

 

また、投資信託の利点をもうひとつあげるとするならば、少額からの分散投資が可能という点です。

自身の資産を一点に集中して株式などに投資をしていた場合には、投資した会社が経営難に陥った際に、大きな損害を被る可能性があります。

 

しかし投資信託においては限られた資産を分散して投資できるため、リスクを抑えて運用することが可能になります。

 

 

 

資産運用はいつからスタートするべきなのか?

 

結論として、「資産運用を始める時期は早ければ早いほど良い」と言えます。

 

下のグラフは投資信託の年代別の保有率をまとめたものです。

出展:投資信託協会
https://www.toushin.or.jp/statistics/report/research2012/8580/

 

このグラフからもわかるように、20代の投資信託保有率は極めて低くなっています(16.7%)。

20代というのは独身の方も多く、自由に使える資産は多いはずです。余剰資産をすべて自分の将来のために運用ができる最後のチャンスだと言えます。

 

また、投資においては「複利」という概念が重要になります。

仮に、年に5%の利率がある商品を購入した際に10年長く運用するとその差はいくらになるでしょうか。

なんと1.6倍以上の差が開きます。年利10%なら約2.6倍です。

 

投資信託に限らず生命保険などでも同様のことが言えますが、これが資産運用を始めるのは早ければ早い方が良いとされる、最も単純で大きな理由です。

 

当然、資産を預ける上で、どのプロに自分の資産を任せるかは重要にはなりますし、それについては慎重になるべきところではあります。

それでも、今後の不透明な将来を安定して過ごすためにも、信頼できる相手を探し出し今すぐにでも運用を開始することをオススメします。