誰しも興味がある「元本保証」での資産運用。
大切に蓄えてきた大事な資産なのですから、リスクにさらすことなく確実に運用したいですよね?
とは言え、元本保証の運用ではほとんど利息もつかないのが現状です。
いわゆる「メガバンク(三菱東京UFJ、三井住友、みずほ)」やゆうちょ銀行の普通預金の金利はわずかに0.001%にすぎません。
そこで、今回は元本保証でできる運用の中でも、少しでも高い利回りが期待できる定期預金についてのオススメの銀行ベスト3を紹介したいと思います。
元本保証の代表格「定期預金」
元本保証で運用できるものの代表格は、なんといっても「定期預金」でしょう。
定期預金とは、普通預金と比較すると、預けてから一定期間引き出せないという制限(流動性リスク)がある代わりに、比較的高い金利が得られるというものです。
先述の通り、メガバンクやゆうちょの普通預金の金利が0.001%なのに対し、同行の定期預金金利は0.01%と(なんと10倍!!)にもなります。
もちろんこれでも普通預金と比較するとかなり高い金利ですが、メガバンクに限らず銀行を選べばさらに高い金利が期待できます。
そこで今回は定期預金にオススメの銀行ベスト3を紹介したいと思います。
SBJ銀行
SBJ銀行は、なんといっても常に金利がトップクラスに高いところがオススメです。
預け入れが100万円未満であれば、1年もので0.2%、5年ものだと0.3%となんとメガバンクの20~30倍!!もの金利が付きます。
また、「振込手数料が月7回まで無料」「ATM手数料は無料」などの特典が多いのも注目したいところです。
シンプルに金利と手数料で見た場合は、一番オススメできる銀行だと思います。
住信SBI銀行
住信SBI銀行は、日本のネットバンクの先駆け的存在です。
金利は0.2%前後と、ネット銀行の中では平均的な値(それでもメガバンクの20倍)ですが、「振込手数料はほぼ無料」「ATM手数料も無料」と特典は充実しています。
また、仕組み預金「プレーオフ」という制度を利用すると、フラット型なら0.28%、ステップアップ型であれば0.10%から始まり、10年で最大0.55%とより高い利回りを得ることもできます。
こちらは、
・自分の好きなタイミングで解約できない
・満期の期間設定が銀行に委ねられる
といったデメリットがあるものの、金利だけで見ればかなり高い利回りが期待できます。
加えて、証券取引もされる方は、SBI 証券との組み合わせを考えると、手数料や利便性の面で、住信SBI銀行がダントツにおすすめでしょう。
ソニー銀行
ソニー銀行の金利は、1年もので0.15%と前の2つと比べるとそこまで高くありませんが、ネットバンクでは珍しい積立型の定期預金に対応しているという特徴があります。
まとまった資金を自分で作るのが苦手だという人には向いているかもしれません。
もちろん、「振込手数料はほぼ無料」「ATM手数料もほぼ無料」とこちらの特典も他行同様に充実しています。
ネット銀行だけじゃない!見落としがちな地域密着型の金融サービス
ここまで見てきた通り、金利が高いのはやはりネット銀行です。
システムだけを保有し、店舗を持たないネット銀行は、人件費等のコストを削減することで高い金利を提供してくれます。
確かに一般的な銀行と比較すると、基本的にはネット銀行の方が金利が高いことは確かです。
しかし、必ずしも店舗型の金融機関の金利が低いとは限りません。
その中でも代表的なものの一つが、札幌に本店があるウリ信用組合です。
このウリ信用組合が提供する「コリアングルメ定期預金」ですが、なんと1年もので0.5%、3年ものだと0.6%!!もの金利がつきます。
加えて、1万円分のグルメ券が抽選で当たるなど、特典も盛りだくさんです。
もちろん、ペイオフの対象にもなっているため、万が一の際にも1,000万円(とその利息)までは元本が保証されています。
組合員の個人・法人しか利用できませんし、営業エリアが北海道と東北エリアに限られているため、誰でも簡単に利用できるわけではありませんが、対象の方にとってはこれ以上ない高利回りの運用になるでしょう。
このように地域に密着したものや、対象に制限がある預金制度などによっては、一般的なネット銀行以上の金利を提供してくれる金融機関も存在します。
広く調べることも重要ですが、お住いの地域に密着したものや組合に関係するものなど、限られた範囲の金融機関についてもよく調べてみるとよいでしょう。
“あなただけが活用できる”よりよい運用方法を是非探し出してみてください。