日本と欧米ではここまで違う!個人資産の構成
資産運用に対する姿勢や考え方が、日本と欧米では大きく違っていることを皆さんはご存知でしょうか?
日本では資産を投資などで運用するというよりも、「貯蓄」に回す選択をする人が圧倒的に多いですよね。その証拠に、こちらのデータをご覧ください。
参考:資金循環の日米欧比較|2016年12月22日 日本銀行調査統計局
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf
これは日本銀行が2016年度に、個人の家計の資産が主にどういった使われ方をしているのか調査を行ったものです。
グラフを見てまず目につくのは、日本の「現金・預金」に占める割合の大きさです。
およそ半数以上の52.3%もの資産を預金に回しているのが分かります。
これに対してアメリカやユーロエリアの「現金・預金」の割合は13.9%、34.6%となっています。
残りの構成はどうなっているのかというと、アメリカでは35.4%もの資産が「株式」の項目になっています。
日本の株式の割合が8.6%ですから、この差は約4倍です。
ユーロエリアでも日本の約2倍となっています。
同様に、投資信託の割合も一番少ないのは日本です。
ではこのような調査結果になっている原因は一体何なのでしょうか。
一番の理由としては、「日本で金融に関する知識や投資に対する意識を持った人が少ない」ということが挙げられます。
アメリカやヨーロッパでは、学校の必須科目として当たり前のように金融の授業があります。
彼らは、自らの資産を将来に備えてどう運用していくべきかという基礎・基本を、学生の頃から学んでいるのです。
それに比べて日本では、金融教育が充実しているとはお世辞にも言えない状態です。
その証拠に、資産運用や投資という言葉を聞いて「リスクがありそうだし、とりあえず貯金しておこう」と考える人の割合は少なくないのです。
しかしながら、経済状況が安定しない今の時代、預金をしているのが一番の安全策とは言い切れません。
投資を行う場合、もちろんリスクは伴います。ですが正しい方法や判断のもと運用を行うことで、リスクをうまく分散させたり、何倍もの大きな利益を得ることも可能なのです。
資産を投資に回している人が得しているということ
では実際に、資産運用を行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
アメリカやヨーロッパでは、預貯金の額は少なくても個人の金融資産は増加傾向にあります。
日本では預貯金の額こそ多いものの、資産自体はそれほど増えていません。
この原因はズバリ金利の低さにあります。銀行にお金を預けることで金利がつくのは皆さんご存知かと思いますが、現在の日本の金利は極めて低く、たとえ10年、20年預金を行なったところで資産が増えることはありません。
同じ金額を投資に回していたら…と後で後悔しないためにも、金融に関する知識は今すぐにでも意識して身につけておくべきです。
欧米の富裕層は資産管理をプロに任せるのが当たり前
資産運用の種類について、例えば株式投資の場合、株の値動きに関しては、その企業の社会的な注目度や売り上げの伸びなど、実に様々な要素が影響しています。
まずはニュースや経済の動きに常にアンテナを張っておくことを意識するのが成功の鍵となります。
ですが正直言って、どの銘柄をどのタイミングで購入するのか、またどの時期に売るのが一番ベストなのか…
こうした細かな投資のノウハウを身に付けるにはそれなりの時間と経験が必要です。
他にも資産運用を行うにあたって、投資信託やFXなど選択肢はいくつかあります。
中でもFXはインターネットを通して行うことができ、資金が少額であってもレバレッジをきかせることができるので手軽なイメージを持っている人も多いことでしょう。
ですが、ここで少し立ち止まって考えてみてください。
レバレッジが大きいということは、成功した時は良くても失敗した際のリスクが非常に高いということです。
最悪の場合、一瞬にして自分の資産を失ってしまうこともあるのです。
FXは知識の浅いまま軽い気持ちで始めると、取り返しのつかないことになってしまいかねないということを心に留めておく必要があります。
このような状況の中で、欧米では自分の資産管理をプロに任せるという人が少なくありません。特に経済的見ても成功している富裕層になればなるほど、その割合は高くなります。
なぜなら、今まで投資経験0だった人が1から勉強をスタートするよりも、最初からプロに任せてしまった方が、早く、そしてより確実に資産管理を行うことができるからです。
ファンドでの運用がおすすめ
欧米の富裕層は資産管理お願いするプロとは“ファンド(ヘッジファンド/投資ファンド)”のことを指します。
ファンドとは、投資のプロたちに資産を預けて自分の代わりに運用してもらい、利益が出た場合はその部分から手数料を支払うといった金融商品のことです。
あなたが長期的で安定した利回りを得たいと考えているのであれば、このファンドでの運用が最もおすすめできる投資の手段です。しかし、もともと富裕層を相手に資産運用を行うファンド会社は、取引額が億単位であったり、そもそも個人相手の取引を行っていないという場合がほとんどです。
ヘッジファンドに関するページ
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➡︎ 個人投資家にこそ絶対におすすめのファンドへでの運用とは
海外のファンドなどは最低出資金が1億円などと、なかなかハードルが高いものも多いですが、国内の小型ファンドであれば、数百万〜出資できるところも見つけることができます。
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