50歳からの資産運用 資産運用 職業別おすすめの資産運用プランを考える – 自営業の場合 –|職業別投資プラン

職業別おすすめの資産運用プランを考える – 自営業の場合 –

地域・年齢・職業・家族構成・資産など、その人の置かれている状況や、将来どのような生活がしたいかといった価値観などによって、オススメできる資産運用の方法は変わってきます。
資産運用に”誰にでも当てはまる正解"はなく、人それぞれの求めるものによって方法は異なってきます。
今回は「自営業」の方にオススメの運用プランを考えるべく、埼玉県に在住の石田さん(仮名)にお話を伺いました。

資産運用
最終更新日:2023年01月10日

【自営業】石田さん(仮名)の場合

 

今回は「自営業」の方々の資産運用について考えていきたいと思います。

様々な業態が考えられる自営業ですが、今回は、その1つの例として、埼玉県で飲食店を経営されている石田さん(仮名)にお話を伺いました。

※一部個人が特定できる内容については内容を伏せてありますがご了承ください。

 

インタビュー対象者:石田斉(仮名)64歳。埼玉県川越市で飲食店を経営されている。今もなお厨房に立ち続けており、妻と息子夫婦との4人体制でお店を営業されている。自慢のカレーは地元で評判のようだが、果たしてご自身の資産は…?

 

 

– まずはじめに簡単な自己紹介をお願いします

石田:石田(仮名)です。埼玉県川越市でカレー屋をやっています。

 

– カレー屋さんですか。地元では評判の人気店のようですね。

石田:おかげさまで常連さんにもよくしていただき、父の代からの店を守っていくことができています。ただ、特別繁盛しているというわけでもないので、毎日が戦いですよ。

 

– 現在も厨房に立たれているんですよね?

石田:はい。今も私が調理をしています。ただ、ここ数年は息子と一緒に厨房に立っています。外の仕事(接客)は家内と、お嫁さんが頑張ってくれているので、ありがたい限りです。

 

– ゆくゆくは息子さんにお店を引き継いでいくおつもりですか?

石田:息子にその気があるなら、まぁ将来的にはそうなるんでしょうが、今はまだまだですね。あと10年は厨房を離れられませんよ。

 

– なるほど。まだまだお仕事は続けられていくようですね。今の収入や資産はどのようになっているのでしょうか。

石田:店の売り上げではなく、個人の収入に直すと年間で300~400万円程度ですね。必要なものは経費に計上しているので、手取りの割にはそこそこの生活ができているかなと思います。父から引き継いだ店と家もありますし、支出は少ないので問題ないですね。これでも年間で20~30万円は残りますよ。貯金は600万円くらいですね。

 

– 税金対策もしっかりされているようですが、資産の運用などはされていますか?

石田:一応、店の経営者でもありますし、運用もしています。と、言っても詳しくはないので200万円くらい投資信託を持っているだけです。

 

– 将来的な資金面についてはどのようにお考えですか?

石田:まだまだ仕事を続けていくつもりなので、正直そこまで具体的に考えてはいないですね。定年がある仕事でもないので、一線は退いても「生涯現役」って感じです。まぁ一応、何かあったときのために、ある程度のまとまった資金は必要かなと思っています。

 

– 具体的な金額はありますか?

石田:1,000万円くらいですかね。何かあったときのためと、あとは少しくらい息子たちに残してやりたいので。今ある貯金額に投資信託を足して少し足りないくらいかな。投資信託なら解約すればすぐに現金化できるので。

 

– なるほど。もう少し足りない分は少しずつ積み立てていくおつもりですか?

石田:そうですね。仕事を頑張りつつ蓄えていきたいです。

 

– 本日はいろいろとありがとうございました。是非、カレーの方も食べに行かせてください。

石田:こちらこそありがとうございました。お店でもお待ちしております。

 

 

 

− 編集後記 − 石田さんにオススメの運用について考える

 

お話を伺った石田さんは、カレー屋さんを営まれており、まだまだこの先も「生涯現役」を掲げるエネルギッシュな方でした。

ご自身の資産についても、運用で増やすというよりかは、汗を流して少しずつ蓄えるといった考えをお持ちになっており、それはそれで素晴らしいと思います。

 

ただ、一方で資産運用にも興味をお持ちのようで、投資信託をお持ちになられているようです。

 

石田さんが投資信託を選択した理由の一つとして

すぐに現金化できる=流動性が高い

といったものがありました。

 

確かに、投資信託の流動性(換金性)は高いですが、その分資産の安全性は低くなってしまいます

現在、石田さんが保有されている投資信託は値が安定しているようですが、今後どうなるかはわかりません。

 

石田さんのように、資金が目標金額に近づいている場合、資産を増やすことよりも減らさないことの方が重要になります※目標金額1,000万円に対して800万円を保有。今後も年間20万円程度積み立てていく見込み)

 

そういった方の場合には、より大きく収益を望むよりも、安全性の高い債券貯蓄の方があっているかもしれません。

ただし、債券で確実に資産を運用しようとした場合、流動性が低くなってしまうという懸念があります。そこでもう一つの選択肢として考えられるのが安全性を重視し流動性の低すぎないファンドでの運用です。

 

ファンドは一つ一つ戦略やシステムが異なるため、資産の安全・安定運用を最優先にしているものも存在します。また、資金のロックアップ期間もそれぞれに異なるため、あまり長くない(数ヶ月単位)ものも存在します。

 

ヘッジファンドについては以下の記事でも詳しく解説しているので興味のある方は是非ご一読ください。

➡︎ ヘッジファンドを徹底解剖!世界の富裕層に選ばれる投資の世界を知る
➡︎ 信頼できるヘッジファンドはどうやって探せば良いの?ファンド選びの際に重要なポイント【超基本】
➡︎ 【まとめ】ファンドへの投資はリスクが高い?ヘッジファンドに投資するときに絶対に注意したい4つのポイント

 

 

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